子供が成長してきた方や、今後子供が産まれる予定のある方であれば、いつ子供部屋を与えれば良いのかと考えるものですよね。実は、子供に部屋を与えることは、子供のプライバシーが確保される以外にも自立心の成長を促す効果があるといわれています。そこで、ここでは子供部屋を与えるメリット、デメリットと、子供部屋を与えるタイミングについて紹介していきます。
子供部屋を与えることには様々なメリットが存在します。まず一つは、子供の管理能力を育めることに効果がある点です。 一般的に、子供が小さいうちは、子供の持ち物を両親が管理するということが多いかと思います。しかし、子供部屋を与えることで、自分の持ち物を自分で管理させることが容易になり、子供は自分でどこに何をしまうかを考え、部屋の整理整頓を学びことができます。
二つ目は、子供の自立心を育てられる点です。 子供とはいえ、ある程度年齢が上がってくると、ひとりになりたい時もあるでしょう。 親に叱られたときやお友達と喧嘩したとき、成績が悪かった時などひとりになってじっくり問題に向き合える空間が必要になってきます。 子供にプライバシーが守られる空間を与えることによって、家族と適切な距離を保ちながら自立心の成長を促すことができます。
子供部屋を与えるメリットがある反面、デメリットも存在します。 それは、「子供が部屋で何をしているかわからない」という点です。子供のプライバシーが守られるということは、例えば部屋の中で長時間ネットやゲームをしていても、親がそれを知ることが難しいということです。子供にスマートフォンを与えている場合、子供は確実にネットやアプリを使うでしょう。もし、それが原因で子供が危険なことに巻き込まれてもすぐには察知できないかもしれません。 子供部屋を与えた後、子供が部屋で何をしているかある程度分かるようにルールを作ったり、子供と密にコミュニケーションを取ることが重要になります。
子供に部屋を与えてしまうと親には“見えない部分”が出てきます。それは仕方のないことです。 問題は子供部屋の有無ではなく、子供を放っておかずにきちんと行動を把握することを忘れないということなのです。
子供が幼稚園に入園する時というのは、子供にとっても両親にとっても大きな区切りを迎えるタイミングでしょう。そのタイミングで子供に部屋を与える人も多く、一般的なタイミングであると言えます。 しかし、幼稚園に入園する時というのは、子供にとってまだまだ両親との時間が必要な記事でもあります。子供は親と一緒に生活することで、親のマネをしながら成長していきます。親と過ごす時間が損なわれないよう、工夫することも必要になります。
子供の成長に合わせて、段階的に子供部屋を与えることも考えてみましょう。例えば、いきなり一部屋を与えるのではなく、まずは部屋の一角を与えてから、子供が成長したら一部屋を子供に与えて管理させるなど、子供の成長と能力に合わせた部屋の在り方が重要です。
小学校入学前後になると、子供の自立心が芽生え「1人で自由にやってみたい」「親の力をあまり借りたくない」といった主張が出始めます。このときに子供部屋を与えれば子供の成長にもうまく機能するといえるでしょう。また、この頃になると子供が危ない行動をとることは少なくなってきます。もっと幼い時期だと、たとえおもちゃであっても誤飲や間違った使い方をして、事故につながる可能性もありますので注意が必要です。
小学校入学時であればそのような心配も少なくなりますし、一般的にも最も多い時期となりますのでおすすめできるタイミングです。
となります。しかし、子供部屋を与える際には何よりも、子供自身との話し合いをきちんとすることが重要です。
子供との信頼関係があってこそ、子供部屋はうまく機能します。両親の考えだけで決めるのではなく、子供の意見も聞きながら一番良い在り方を模索することが重要です。また、現在家を保有していない方であれば、新築注文住宅を買う際や中古住宅を購入してリフォームする際に子供部屋の間取りを予め考えておくと良い良いでしょう。中古住宅を購入したリフォームであれば、価格を比較的安く抑えられるとともに、子供部屋の間取り等を具体的にイメージしやすいといっためリットがあります。