さいたま市西区にある築 18 年の家にお住まいの M 様。高齢のご両親、 ご夫婦と 4 人のお子さんの 8 人が暮らす大家族。冬は日当たりが悪く、 寒い 1 階と 2 階、夏は、暑い 3 階の部屋。冬の窓は、結露もひどく、水 が滴るほど。高齢のご両親には上がりづらい急勾配の外階段、家の中の温 度差も高くヒートショック問題も心配されています。電気代や石油などの 値上げがニュース等で報道されるなか、暖房費にかかる電気代や燃料代は、 ひと月 5.5 万円以上とのこと。多くの悩みを解決するために断熱性能に 優れ、光熱費削減にもつながる「パッシブデザイン」でリノベーションを することに。

今回のプロジェクトは、OKUTAサスティナブル建築研究室を中心にpassiv design（パッシブデザイン）の住宅性能では最上級のULTRA HIGH QUALITYグレードを採用しています。断熱性能は、ドイツパッシブハウス基準相当の数値であるQ値0.9を実現します。

光と風、断熱、省エネ機器、自然素材、ドイツの住宅性能と北欧のデザイン・アイデアを取り入れたパッシブデザインで、プランニング。築18年・3階建の家が生まれ変わります。

• ●超断熱高性能化（ULTRA HIGH QUALITY）
• ●二世帯住宅
• ●バリアフリー
• ●耐震等級

OKUTAサスティナブル建築研究室より、passiv design | パッシブデザインのコンセプトを中心にプロジェクトの概要とリノベーションプラン内容を説明。

プロジェクト概要とリノベーションプランの提案

• 風のデザイン、
• 光のデザイン、
• 断熱性能、
• 耐震性能

引っ越し編

リノベーションプランが決定し、仮住まいへ引っ越し

• 引越しを迎えたご家族へのインタビュー、18年住んでいた家の思い出とリノベーションへの期待

着工編

いよいよ着工、解体作業が始まりました

• 引っ越しが終わり、着工式にお集まりいただき、今後の工事の安全祈願を行いました。

解体後チェック編

解体後においてとても重要な既存の状態のチェックを行います。

• 解体して、はじめて見えてくる様々な問題点、改善しておくべきポイントがあります。

断熱編

パッシブデザインで重要な断熱の工事を行います。

• 地域の古紙を原材料にした地産地消の断熱材セルロースファイバーを吹き込んだ空間は、外気温の暑さと対象に、涼しく感じる空間に。

付加断熱・気密工事編

パッシブデザインで採用している付加断熱と気密工事を行います。

• さらなる断熱性能と気密性を向上するために、ウッドファイバーによる付加断熱や細部の隙間への配慮まで徹底しています。

完工編

パッシブデザインリノベーションプロジェクトが完工しました

• パッシブデザインの最上級グレードpassivhausが完成しました。M様ご家族の驚きとお喜びの声をご紹介いたします。

OKUTAでは、技術顧問に住宅断熱の第一人者である西方里見氏を迎え、エネルギー資源減耗時代を見据えた超断熱高性能な住宅として、LOHAS studioの提供する【passiv design】を監修しています。(有)西方設計代表 室蘭大学で寒冷地建築、青野環境設計研究所で木と木造住宅を学ぶ

建築知識（エクスナレッジ）2013年3月号「日本の建築を変えた50人＋α」に選出

• 第3回サスティナブル住宅賞・国土交通大臣賞受賞、
• 著書「外断熱が危ない」、
• 「最高の断熱・エコ住宅をつくる方法」