LOHAS studio
岡本 博行@OKUTA
2021/09/20
台風一過で秋の気配ですね!
過ごしやすい季節になってきました。
前回のブログでも投稿した風量測定を行いました。
ベテランエンジニアさんの調整によって、無事、換気の計画風量と実際の風量が一致しました。
結果だけを見ればですが、ここへ至るまで多くのプロセスがありました。
これだけの性能ですので、丁寧に計画と施工を進める必要があります。
今回は換気設備のベテランエンジニアの方からたくさんのことを学びました。
大きくまとめると・・・
◆ 換気計画はプランニング初期から始まっている
実際の施工にはダクトの施工スペース、設備本体の位置、
給排気方向、メンテナンスをどう考えるかが重要でした。
初期に検討することで、あとで「どうにもならない」
といった問題を防ぎます
◆ プランニング決定まで、換気設備施工担当と綿密に打合せをする
設計者が考えている完了イメージと、施工者が考えている
完了イメージを一致させなければなりません。
当たり前のような話に見えますが「ほぼ完全一致」です。
施工者からみた懸念事項は多くの経験に基づくものなので
意見をすり合わせ、結論が出るまで十分精度を高めておきます。
◆ 風量測定を意識したダクト工事
「換気風量測定を意識してダクト工事をする」
とベテランエンジニアの方は仰いました。
その為に前述のポイントが生きてきます。
◆ 気密性能の確認
今回は気密測定を計3回行っております。
1回目 気密ラインの施工完了時
2回目 木工事完了時
3回目 風量測定直前
1回目でほぼ決まってきます。
(ここで目標値はクリアしたい)
2回目は、施工中にビスや器具の貫通で
気密ラインが切れていないかのチェックも兼ねます。
3回目は1.2回目が問題無ければ、基本は問題無いと思われます。
◆ 施工中の他工種との調整
丁寧な計画を立てていても、他工種との兼ね合いで
計画調整をすることがあります。
これも事前に確実に計画しておくことで
調整が最小限で済むことになります。
◆ 風量測定と調整
風量測定は完了時に行う前に、1度行うと良さそうです。
もし想定の結果と大きくかけ離れた場合、原因探しが容易になるためです。
本番の風量測定では、調整が必要になります。
最後はエンジニアさんに頼ることになりますが、
丁寧に進めることで結果を出すことができます。
今振り返れば当たり前のように見えますが、
当たり前のレベルがとても高い話です。
設計者が勉強することも大事ですが「施工者と丁寧に良く連携する」
これに尽きると思いました。
「良い仕事をしたい」気持ちは皆さん同じはずですが
「人+人」ではなく「人×人」でないと実現できないことも
改めて実感しました。
(7つの習慣でいうシナジーですね)
今回の仕事は、多くの方に深く感謝を申し上げます
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