2021年 passiv design 考査 今年は結露について(LOHAS studio Blog 岡本 博行@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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岡本 博行@OKUTA

2021年 passiv design 考査 今年は結露について

2021/10/20

すっかり涼しくなり、冬に近い秋になりました。

温泉に行きたくなるような季節ですね!

 

先日、OKUTAのお客様と接点がある社員を対象に、

passiv design の考査を行いました!

Microsoft PowerPoint - 211004passiv design 考査解説

 

簡単に言えば、住宅における温熱環境やエネルギーの社内テストです。

設計や施工監理だけでなく、営業、インテリアデザイナー、など様々な職種の

社員がテストを受けます。

 

設計部は今年も問題の解説を担当させて頂きました。

今年は特に「結露」についてです。

 

お家時間が増える中、滞在時間と人数が増えれば、水蒸気量の発生etc・・・

要するに、これからの冬は結露の諸問題に当たる機会が増えると読みました。

そして何よりも結露は分かりにくい話です。

 

例年は「空気線図」と呼ばれるもので説明しますが、

これは理系に慣れ親しんでいる方には分かりやすいのですが

そうではないほとんどの方には分かりにくいものでした。

 

そこで概算の露点温度(結露が起こる温湿度)を表にしてみました。

概算ですが、諸要素を計算に含めたものです

Microsoft PowerPoint - 211004passiv design 考査解説2

上の横列が「温度」、左の縦列が「相対湿度」です。

早い話、温湿度計に出てくる温度と湿度です。

これが表の温度を下回ると露点温度に達し、結露が起こるというものです。

 

冬の快適のギリギリライン(乾燥を感じにくいライン 絶対湿度 8.0 g/m3)

と推奨ライン(乾燥を感じず、潤いがある 11.0g/m3)を示しました。

 

もっとかみ砕くと、この温度を下回る部分は結露する可能性が高いです。

 

アルミサッシはペアガラスに関わらず、加湿器全開ではほぼ結露すると思われます。

樹脂アルミサッシでは、方位や地域によって条件次第です。

 

樹脂サッシ以上では、その他断熱気密換気の要素がしっかりしていれば

結露が起こらないことが多いです。

 

こちらはLOHASTAhome(OKUTA新築)の実測ですが

一番寒い1月の、北側洗面所、最も冷えるサッシ際の温度です。

これだけ温度がキープ出来れば、快適に暮らすことができます。

Microsoft PowerPoint - 211004passiv design 考査解説2-02

 

私の持っている絶対湿度の出る温湿度計の取扱説明書には

絶対湿度11.1g/m3 以上でインフルエンザ流行予測 のリスクから外れるようです

(財団法人 宮城県地域医療情報センターHP内の資料とのこと)

2021-01-11 10.01.09

 

これらから、快適な温湿度に持って行くには、やはり窓改修が絶対のポイントになります。

最もコストパフォーマンスが良いのはインナーサッシ(内窓)なので

OKUTAではこれを提案することがとても多いのです。

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About Me

施工監理を経て、現在設計部に 所属しております。 知識、技術、感性、人間性を もっと 高めて、良い仕事が出来るように、 頑張りたいと思います。 詳しい自己紹介はこちらをご覧下さい!
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