LOHAS studio
岡本 博行@OKUTA
2021/12/20
今年もあとわずかですね!
無事年末年始を迎えられるよう、体調にお気をつけください!
省エネ住宅、低燃費住宅、エコハウスを計るには
冷暖房負荷、UA値、目標C値、一次エネルギー消費量などあります。
特に一次エネルギーは、国内基準も新たに追加(等級6)の見込みです。
※国土交通省HPより抜粋
改めて「一次エネルギー」について。
一次があれば二次もあります。
一次エネルギーは加工される前のエネルギーです。
代表的なのは石油、石炭、天然ガスなどです。
二次エネルギーは加工(発電・精製)された後のエネルギーです。
代表的なのは、住居まで来ている電気、ガスなどです。
私たちは二次エネルギーを使って便利に暮らしている訳ですが、
二次エネルギーを使うには一次エネルギーを消費します。
一般に、1 の電気エネルギーを利用するためには、
2.7 の一次エネルギーを使わなければなりません。
1 の 天然ガス・LPガスエネルギーを利用するためには、
1.1 の一次エネルギーを使わなければなりません。
なお、1 の 木質バイオマスエネルギー(国内調達)を
利用する為には、0.2 の一次エネルギーを消費します。
木質バイオマスとはウッドペレットのイメージで良いと思います。
一次エネルギーの方が少ないので、エコで持続可能なエネルギーです。
CO2も樹木に固定されたものを燃焼によって再放出しているだけです。
代表的なものはペレットストーブやバイオマスボイラーですね。
(薪ストーブや薪ボイラーもこれらに含みます)
ということは薪でお湯をつくっていた時代の銭湯は、
一次エネルギー消費的には相当優れていたということですね!
日本の約75%が火力発電と言われています。
火力発電の原料は、液化天然ガス、石油、石炭などです。
これらは発電所に届くまでに採掘、輸送(タンカーなど)、精製などに
エネルギーを使います。
なので、エネルギーとして “電気” はあまり効率は良くなく、環境負荷も大きいです。
国策として、太陽光発電を載せたZEH住宅を全国的に推奨していることもありますが
太陽光パネルの製造にもエネルギーを使います。
ドイツのパッシブハウスは、窓からの太陽光による日射取得など、
地域や敷地に合わせて自然エネルギーを最大限に生かしつつ、
詳細な温熱計算・換気・設備、現場測定をクリアして
エネルギー消費を最小限にするものです。
OKUTA の passiv design もこの考え方を基本にプランニングを行っております。
住宅で必要なエネルギーが太陽光発電を使って 100 – 100 = 0 の住宅ではなく、
10 のエネルギーで暮らせる住宅を目指しています。
(そのうえで太陽光発電を使ったゼロエネは良い)
10 の住宅はそもそもエネルギーに頼らないので、エコでとても快適です。
将来断熱リフォームの必要も無いので、一生涯暖かく涼しく暮らせます。
ちなみにOKUTAの断熱材はセルロースファイバーです。
地域の古紙を使って自社工場で生産していますので、
製造エネルギーが極めて小さいのです!持続可能な活動ですね!
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