低燃費住宅を最適化にする!「コミッショニング」という作業(LOHAS studio Blog 岡本 博行@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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岡本 博行@OKUTA

低燃費住宅を最適化にする!「コミッショニング」という作業

2023/04/20

すっかり初夏の陽気になってきましたね!

今日はタイトルの「コミッショニング」についての話題です。

 

先日建築士の定期講習で「コミッショニング」というワードを目にしました。

本来は大規模建築物に使われるワードと思いますが、住宅にも適用する時代が来ていると実感しています。

以下、テキストからの抜粋です

 

コミッショニングとは、建築設備の実際の性能を確認し、

本来の性能を実現するために行うプロセスで、

コミッショニングに精通した専門家による性能検証と最適調整により、

大きな省エネルギー、省コスト、設備の長寿命化が期待できる。

 

とあります。

 

「本来の性能を実現」

「性能検証と最適調整」

「大きな省エネルギー、省コスト、設備の長寿命化」

 

がポイントですね。

きちんとしたワードで見たのは初めてです。

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要約すると「どんな優れた省エネ設備も、その家やライフスタイルに合った

最適な設定で運転しないと最大効果は得られないですよ」というものです。

 

この考え方は ドイツパッシブハウス でもあって、なおかつ認定取得には必須です。

代表的なものとして、24時間換気の風量測定があります。

 

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写真はエコモ株式会社 三原氏 による風量測定

 

工事完了前の現場で換気設備を運転して、給排気の出入口の風量を計測します。

換気設計や計算通りの結果が出ているか、確認・調整するためです。

 

計測や調整によって、まさに「性能検証と最適調整」を行います。

これをやらないと極端に言えば「絵にかいた餅」になってしまいます。

 

その他に

 

「エアコンの正しい使い方と目安の設定温度」

「太陽光と蓄電池の設定」

「エコキュートの設定」

「加湿器の選定や使い方」

 

などなどあります。

この設定と調整によって快適性はもちろん、光熱費の収支がかなり変わってきます。

 

日本で一番最初の料理評論家、山本益博氏が

「料理人には師匠がいるけど、食べる側には師匠が少ない」と

FMの番組で仰っていました。

 

例えば私たちが料理人、お客様が料理を食べる側としたとき、

私たちは良い食材を厳選して、お客様の好みも考えて美味しい料理を作ります。

 

そこにお客様が「美味しい食べ方」や「美味しく食べる順番」を知っていれば

そこに至上の美味しさと感動を覚えることができますが、知らないと少々もったいないかもしれません。

 

私たちは、お客様が快適に低燃費で暮らせるよう、プロとして「コミッショニング」をしつつ

健康的で低燃費の暮らしにおいて「師匠」になるべき時代が来たと感じています。

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About Me

施工監理を経て、現在設計部に 所属しております。 知識、技術、感性、人間性を もっと 高めて、良い仕事が出来るように、 頑張りたいと思います。 詳しい自己紹介はこちらをご覧下さい!
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