パッシブデザイン未来会議2016に参加しました！快適で健康な家をつくるために

LOHAS studio

岡本博行@OKUTA

2016/06/23

先週の話になりますが・・・パッシブデザイン未来会議2016に参加しました！

今回の目玉は、住宅における温熱環境の権威、

東京大学大学院　工学系研究科　建築学専攻の前（まえ）准教授の講義です！

とても有名な方で直近では「エコハウスのウソ」という本を出版しており、

最先端の温熱環境についての情報が分かりやすく書かれています。

パワーポイントの枚数は、なんと圧巻の約500枚！

にもかかわらず、短い時間の中でもユーモアに富んだとても分かりやすい解説でした！

その中で一番重要と思われるのは・・・

Q値やUA値等々の性能値で住宅性能を決めていくだけではなく、室内温度を決定し、

それを実現する設計とシミュレーションをダイナミックに行うこと。

※ここで言うダイナミックとは、一日の中で変化する様々な条件（時間・分・秒ごとの気温、日射、風など）を考慮するという意味です。

私達の過ごす空間の温度は、季節、天気、時間、地域などの影響を受けながら決まってきます。

寒いと感じるから暖房をつけ、暑いと感じるから冷房をつける訳ですね。

つまり、快適な温度帯（暑くなく寒くもない）をキープできるように、家の断熱性能や省エネ機器の設計をしましょうということです。

ちなみに実証データの中では、「断熱不足による健康リスク」は「喫煙」や「運動不足」に匹敵するそうです・・・

これから長寿命化する中で、いつまでも元気に働き、いつまでも健康に過ごすためには、お家の温熱環境は必要な投資かもしれませんね。