2020年 OKUTA Family 全体会議

LOHAS studio

岡本博行@OKUTA

2020/01/15

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

寒い日が続きますね

早くも2020年から半月が経ちました。

先日は OKUTA Family の全体会議を行いました。

1年に1回、OKUTAのそれぞれのブランド、部署、会社が一同に集まる日です。

プログラムの中に年間優秀者の表彰があるのですが、

なんとチャレンジ特別賞を頂きました。

OKUTA には passiv design というブランドがあります。

ドイツパッシブハウスの考え方に則り、

日本の気候に適した日本型パッシブハウスの設計施工です。

設備やエネルギー消費を前提としたアクティブな住宅ではなく

自然エネルギーに素直な設計によって、エネルギーの消費自体を

最小限にするパッシブ（受動的）な設計指針です。

設計事業部の役割はたくさんありますが、

その中の一つが passiv design の設計です。

設計とは間取りではなく、構造、耐震、温熱、気密、空調などの

性能に関わる設計です。

淡々とすべき計算やシミュレーションをしていき

費用対効果の最大値を見極め、実現可能なプランに

調整していくことが使命です。

passiv design の改修工事は、一般的に柱・梁・筋交いの

木造軸組工法のお家が一番多いです。

前年度はその他に鉄骨造やツーバイフォーのお家についても

passiv design による改修工事をご依頼頂きました。

難易度の高い案件が多く、まさにチャレンジの一年でした。

ですが、これによって軸組工法以外のお家にも

passiv design の改修工事によって温度差の少ない快適なお家が

ご提供できるようになりました。

私のいる設計事業部は基本的に裏方に徹しています。

工事中の現場には足を運び、チェックや打合せをしますが

お引渡しの時に立ち会うことはありません。

つまり表舞台に立つことは基本的にないのです。

主役はあくまでお客様であり、共に創る支店スタッフです。

なので表彰されたことはとても嬉しいことでした。

テレビ番組の日本総本家を思い出します。

日本製品を使う海外の方から感謝の言葉を頂くコーナーの、

製作工場の方々の気持ちと似ているような気がします。

恐れ入りながら壇上でコメントもさせて頂いたのですが、

緊張で伝えきらなかったことがありますので、

もう一度お伝えしたいと思います。

とにかく「人」と「出会い」に感謝です。

・高難易度でも、実現できるレベルの施工監理がいること

・意図を理解し、丁寧に施工してくれる職人さんがいること

・高性能のままデザイン性の高いプランニングをしてくれる

インテリアデザイナーがいること

・これらを実現可能なレベルにまとめていただいた営業担当

・この作業に集中する為に、設計事業部スタッフ各位が

他の作業のサポートをしてくれること

・OKUTAに入社してから同じ師に付き、

同じ志をもって共に成長した仲間がもう一人いたこと

そのことをずっと覚えていてくれる仲間がいること

・passiv design が実現可能な世の中であること。

・私の仕事を理解し、サポートしてくれる家族がいること

・この素晴らしい機会を与えて頂いたお客様がいるということ

「一期一会」という言葉をとても実感しています。

それぞれのプロフェッショナルの仕事によって完成する

建築冥利に尽きます。

チャレンジはまだまだ続きます！

本年もよろしくお願い致します！

（撮影してくれた設計事業部の清水くん、ありがとう！）