LOHAS studio
岡本 博行@OKUTA
2021/10/20
すっかり涼しくなり、冬に近い秋になりました。
温泉に行きたくなるような季節ですね!
先日、OKUTAのお客様と接点がある社員を対象に、
passiv design の考査を行いました!
簡単に言えば、住宅における温熱環境やエネルギーの社内テストです。
設計や施工監理だけでなく、営業、インテリアデザイナー、など様々な職種の
社員がテストを受けます。
設計部は今年も問題の解説を担当させて頂きました。
今年は特に「結露」についてです。
お家時間が増える中、滞在時間と人数が増えれば、水蒸気量の発生etc・・・
要するに、これからの冬は結露の諸問題に当たる機会が増えると読みました。
そして何よりも結露は分かりにくい話です。
例年は「空気線図」と呼ばれるもので説明しますが、
これは理系に慣れ親しんでいる方には分かりやすいのですが
そうではないほとんどの方には分かりにくいものでした。
そこで概算の露点温度(結露が起こる温湿度)を表にしてみました。
概算ですが、諸要素を計算に含めたものです
上の横列が「温度」、左の縦列が「相対湿度」です。
早い話、温湿度計に出てくる温度と湿度です。
これが表の温度を下回ると露点温度に達し、結露が起こるというものです。
冬の快適のギリギリライン(乾燥を感じにくいライン 絶対湿度 8.0 g/m3)
と推奨ライン(乾燥を感じず、潤いがある 11.0g/m3)を示しました。
もっとかみ砕くと、この温度を下回る部分は結露する可能性が高いです。
アルミサッシはペアガラスに関わらず、加湿器全開ではほぼ結露すると思われます。
樹脂アルミサッシでは、方位や地域によって条件次第です。
樹脂サッシ以上では、その他断熱気密換気の要素がしっかりしていれば
結露が起こらないことが多いです。
こちらはLOHASTAhome(OKUTA新築)の実測ですが
一番寒い1月の、北側洗面所、最も冷えるサッシ際の温度です。
これだけ温度がキープ出来れば、快適に暮らすことができます。
私の持っている絶対湿度の出る温湿度計の取扱説明書には
絶対湿度11.1g/m3 以上でインフルエンザ流行予測 のリスクから外れるようです
(財団法人 宮城県地域医療情報センターHP内の資料とのこと)
これらから、快適な温湿度に持って行くには、やはり窓改修が絶対のポイントになります。
最もコストパフォーマンスが良いのはインナーサッシ(内窓)なので
OKUTAではこれを提案することがとても多いのです。
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