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e038@OKUTA

結露とは!? ②

2019/06/06

こんにちは!

 

前回に引き続き、今日も「結露」に関して、

ご説明したいと思います!

 

…と「結露」に関する話の前に、

まずは空気について簡単に!

 

そもそも空気とは、何でしょうか?

そう聞かれても「はて?」となってしまうと思います…

 

空気とは、

「乾き空気」+「水蒸気」から成り立つ「湿り空気」

のことです。

湿り空気 イメージ
(酸素、二酸化炭素、アルゴン、窒素等の気体が含まれます)

 

空調において、空気の状態を知るために、

「湿り空気線図」というグラフがあります。

 

湿り空気線図 縮小
↑↑↑ こちらの画像が「湿り空気線図」です。

 

「湿り空気線図」では、以下のものを指標に、

空気の状態を確認できます。

 

➀ 乾球温度(赤の縦線)

② 湿球温度(青の斜線)

③ 相対湿度(緑の曲線)

④ 絶対湿度(オレンジの横線)

※他「エンタルピー」「顕熱比」といったものも

ありますがここでは割愛致します。

 

 

【➀ 乾球温度・② 湿球温度】

乾湿球温度計という器具で、測定します。

乾球温度は「気温」をのことを指します。

一方、湿球温度は、湿球温度計の球部を水で濡らしたガーゼで

包み、ガーゼに含まれる水が蒸発する時の温度のことです。

※液体は蒸発する時に周囲から熱を奪う「気化熱」

を引き起こしますが、これにより周囲のものは温度が下がります。

空気が乾燥しているほど、水は多く蒸発するため、気化熱による

湿球部周囲の温度低下が大きくなります。

乾球温度計と湿球温度計の温度差が大きいほど、

空気は乾燥している状態と言えます。

 

 

【③ 相対湿度】

私たちが知る「湿度」のことを指します。

相対湿度とは、

「水蒸気量」/「空気中の飽和水蒸気量」×100[%]

で求められます。

※「空気中の飽和水蒸気量」は、

ある温度の空気が含むことの出来る水蒸気量の最大値です。

 

相対湿度 イメージ
画像のイメージ図を参考にしてみてください。

容器の大きさそのものを、空気中の飽和水蒸気量とし、

含まれる水の量は等しいとします。

小さい容器に含められる水の量は当然小さいですが、

大きい容器にはたくさん含めることが出来ます。

容器に満タンに水を含めた場合に対し、

実際に含まれる水の量、

これが相対湿度になります。

この空気中の飽和水蒸気量は、空気の温度により変化し

温度が高くなるにつれて、大きくなっていきます。

(イメージ図だと容器がどんどん大きくなります)

 

 

【④ 絶対湿度】

乾き空気1kgに対し、または1㎥に対し含まれる水蒸気の量であり、

質量、あるいは容積で表されるものです。

 

これらの指標を基に空気の乾燥状態などを把握します。

 

以前私のブログ

https://www.okuta.com/blog/e038/219

で「露点温度」という言葉を挙げましたが、

これは、③ 相対湿度が100%になるときの温度(➀ 乾球温度)のことです。

 

これが結露の発生について欠かせないポイントになります。

 

次回、この露点温度と結露の関係について、

ご紹介致します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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