結露とは!?⑤(株式会社OKUTA Archives e038@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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e038@OKUTA

結露とは!?⑤

2019/06/27

こんにちは!

今日は先日ご紹介しました「内部結露」について、

引き続きお話させて頂きます。

 

「内部結露」が起きると建物にはこんな影響が!

① 建物の柱や梁が腐朽する

② 断熱性能の低下を引き起こす

➂ 防蟻材の効果が無くなる

などなど問題があります。

 



戸建住宅であれば、その多くが木造でありますが、

建物躯体の柱や梁は、結露によって発生した水により

腐朽する恐れがあります。

 



断熱材では、グラスウールというものが使われることが多いです。

グラスウールは細かな穴が多く中に空気を含んでおり、

この空気部分で熱の断熱をしております。

しかし、この穴の中に結露で発生した水が浸透すると、

断熱性能が弱まります。(空気より水の方が熱を伝えやすいため)

水分を含むとグラスウールの重量が増えていき、

建物の下部にズレ落ちていきます。

(イメージはスポンジが吸水したような感じでしょうか?)

建物の上部は断熱材が入っていないスカスカの状態になり、

1Fであれば土台に、2Fであれば胴差という構造材に濡れた断熱材が集中し、

腐朽菌の発生、そして材料の腐朽に繋がります。

 

断熱シーン
断熱シーン2
 

 



シロアリ対策として土台や柱といった

構造体の木材には防蟻材を塗布します。

防蟻材にはホウ酸というものが含まれているものもありますが、

このホウ酸は水に流されてしまうため、水を含んだ

グラスウールが防蟻材を塗布した木材に集中すると、

防蟻材が流されてしまう恐れがあります。

 

 

先日ご紹介した「表面結露」とは異なり、

「内部結露」は建物の品質に大きく影響を及ぼします。

「内部結露」を防止する設計を

考えご提案していきたいと思います。

 

 

 

 

 

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