LOHAS studio
星川 知加子@OKUTA
2015/03/26
建て替えのため、取り壊しをすることになったS様のご実家。
築50年近くのお家は、数年空き家となっていて、使い込まれた懐かしきモノに溢れていました。
先日、取り壊し前に、利用していくものなどを施主様とともに確認してきました。
埃の中から息を吹き返したその瞬間に「生かしていく」ことをご提案させていただいたモノたち。
その一部をご紹介します。
当時、5人ご家族みんなで温まっていたであろう炬燵(こたつ)。
釘を一切使わずに組み込まれた造形は、武骨ながらも繊細な姿を残しています。
リビングテーブルとして、格子デザイン生かしたリメイクをしていきます。
◆装飾ガラス 建具や窓にはめ込まれていたモノです。
雪の結晶のような優しい柄 紅葉を散りばめた柄・・・
内から外から家族を守ってきた「顔」はカタチを変えて、新たに壁の装飾デザインとして生かしていきます。
◆床の間の落し掛け、床框 床脇の違い棚、筆返し、地袋台など・・
飴色に経年してくれたそれらのモノたちは、印象を残しつつも新たに玄関ホールや廊下、LDKなどで歴史を紡ぐ天井装飾として、一方、実用としてカウンターに生かしていきます。
ふと、カウンター収納の扉を・・天袋を・・開けたところ出てきた懐かしいモノたち。
左からラジオレコード、振り子時計、化粧鏡
ラジオから音が! 振り子が 針が動き出した! 「息吹き」がまたつながっていく瞬間。
「どうぞ残していきませんか。」そうお伝えした時から、ひとしきり高鳴る音色が耳に残ります。
リメイクとは・・・ 手を加えてカタチを整える。カタチを変える。 調整して、生かしていくこと。
使い手のことを想い、使われてきた当時を想像し、その活かされ方を考えること。
お家と共に残していたモノ。残してきたモノ。リフォームで叶えるリメイクを振り返ってみませんか?
ご家族の軌跡をモノたちから教わることもあるかもしれません。
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