LOHAS studio
i008@OKUTA
2014/03/10
インテリアの学校に通っていた頃
建築を教えてくれた先生が最初の授業で言ったひとこと。
「『建築を志す者でこの本を読まない者はモグリだ。』
……と言われるほどの本があります。」
それが谷崎潤一郎氏の『陰翳礼讃』でした。
昭和8年(80年前!)に書かれた文章で
すでに文明の進歩と西洋化が進んでいた時代のようです。
陰翳のうちにこそ美しさを見い出してきた日本古来の文化。
漆器や蒔絵の「闇」との関係性や、能舞台の暗さの意味など、
納得させられる点が多々あります。
日本人だからこそ忘れたくない日本の美ですね。
『陰翳礼讃』をテーマにした施工事例-大坪祥子@OKUTA-
https://www.okuta.com/blog/i004/153
https://www.okuta.com/blog/i004/167
https://www.okuta.com/blog/i004/182
『陰があってこそ光は美しい。』
いつ誰から聞いた言葉なのかすっかり忘れてしまったのですが
陰があることで光はより際立つ存在となり
ちょっとの光が心地よい雰囲気を醸し出してくれます。
とはいえ、省エネ化の流れを受け、白熱電球は大半が生産中止になってしまい
ますます陰影の少ない均一な明るい世の中になってしまうのかと懸念していたら…
最近ではLEDにも新しい発想の照明器具が発売されたようです。
電球色よりも赤みのある、ろうそくの炎のようなキャンドル色。
一部は発売済みですが、今春に照明メーカー各社よりぞくぞく登場予定です。
情報がまとまり次第またあらためてご紹介させていただきますね。
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