京都建築を巡る旅②

LOHAS studio

津籠和歌子@OKUTA

2019/11/17

2日目は「桂離宮」に行ってきました。

2回ほど申し込んで抽選で外れた悔しい過去がありましたが、

今回は早めの夏に申し込んで、

やっと「3度目の正直」でこうして来ることが出来た、

恋焦がれた場所です。

(当たってラッキーと思っていましたが、有料になって参拝者数を増やしただけのようです。)

ちなみにハイヒールでは入れません。

(そもそも私は持っていませんが･･･)

この先人たちの思いが敷き詰められた石畳にヒールが刺さって取れてしまうことを防ぐためです。

もし、うっかりハイヒールで来ても履き替え用の靴が用意されておりますので、

ご安心を。

まず、はじめに「遠近法」を学びます。

すごく遠くに見える中門の扉は、

通路幅を奥に向かって細くすることで、

実際よりも奥行があるように見せる工夫がされています。

美しすぎる延段。

アシンメトリーに石を配置することでリズムが生まれ、

奥に進むのが楽しくなるように工夫されているのかな？と感じました。

自然石をそのままの形で切り崩すことなく敷き詰めているそうです。

贅沢ですね。

水に囲まれた松琴亭(しょうきんてい)。

大胆な柄と色使いにハっとさせられて、引き寄せられるように歩みが進みます。

対岸からのお客様の視線を意識したデザインなのでしょうか？

笑意軒(しょういけん)の6つの円窓。

にっこり笑っているように見える可愛らしいつくり。

向こうに見える樹々たちがまるで絵画のようですね。

その下に貼られた金箔とビロードが額縁に見えてくるから不思議です。

全部見せてしまうと訪れる楽しみが無くなってしまうので、

この辺で。

桂離宮

【LOHAS studio立川店】
住所：東京都立川市緑町7-1
電話：0120-19-5955 (立川店直通)042-540-1066
営業時間：午前10時-午後6時
定休日：毎週火・水曜日
アクセス：多摩都市モノレール