LOHAS studio
i010@OKUTA
2014/06/08
練馬店スタジオで使用しているグラスは、
1936年のミラノ・トリエンナーレにて金賞受賞した
iitala社のアイノ・アールトシリーズ。
70年近くも前にデザインされたものとは思えない斬新なデザインは、
今も世界中で愛され続けています。
1894年、ヘルシンキに生まれたアイノ・マルシオは、
1915年にヘルシンキ工科大学に入学。
大学卒業後、1923年にユヴァスキュラに移り、
アルヴァ・アアルトのオフィスで働きはめたことがきっかけで、
1924年にAlvaと結婚。2人の子供に恵まれました。
社交的で陽気な夫Alvaとは対照的に、
妻Ainoは平和的で穏やかな暮らしを好む、
フィンランド人らしい女性でした。
建築家で経営者で優れたデザイナーでもあったAino。
おしゃれにも気を使い、自宅ではよくピアノを弾いていたそうです。
互いの足りない部分を埋め合うように、
高め合うことができる理想の妻Ainoを、
アルヴァは心から愛していたといいます。
友人や知人でさえ手紙の返事を書くことがなかったという
筆無精のAlvaが、出張先からAinoに送った手紙…
「愛しい小さなアイノへ」とつづられ手紙は、
決して小柄ではなかったアイノへの彼らしい愛情表現でした。
『愛しい、愛しい、小さなアイノ。
この世で私たちの家族ほどすばらしいものはないと思う。
私たちのあいだには大げさなこともなければ、
もろさも全くない。それが私には嬉しい。
万事が自然で明快なのは、
まるでこの世でいちばんすばらしい建築のようだ。君のおかげだ。』
背の高い私は、Ainoに親近感を覚えました。
理想的で素敵な夫婦です♪
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