LOHAS studio
i018@OKUTA
2014/01/05
明けまして、おめでとうございます!
と言っても、新年明けましてから、今日で5日目でございます。
相変わらず、ずぼらな一年のスタートです。。。
このお正月、皆様は如何お過ごしでしたか?
↑我が家のお鏡餅です。なんとなく。
昔(?)の話で恐縮ですが、私の子供の頃のお正月と言えば、三が日はお店というお店がまったく開いてなくて
(観光地や、有名初詣神社周辺は別ですが)、家の外に出て通りを見れば、どのお家も日の丸を掲げていた。
空気はいつもより澄んでいて、東京に人や車が少ないのがそれだけで分かる。
門松を出していないお家があれば、「そうか。ここのお宅は喪中なのね」と思ったもんです。
そして私は、3才年上の兄と、頂いたお年玉を数えつつ、(絶対、兄の方がいつも多かった!)4日になったら、さあて何を買おう。どう使おう と、わくわくしたもんです。
時は流れ、平成26年のお正月。
(最近は、西暦で言う方が分かりやすかったりして、時代ですかね。。)
元旦から、ほとんどのお店が開いております。
日の丸を掲げているお家なんて、ほぼ皆無。
私の実家も、父が亡くなってから日の丸を掲げることがなくなりました。
(亡くなった父は、祝日には必ず日の丸を掲げてました。父のポリシーで戦前(第二次大戦です)より存在した祝日のみでしたが、)
門松でさえ、ずいぶん少なくなりました。
最近は、「まあ~、お正月らしさが年々、無くなって行くわね」なんて言葉も聞かなくなりました。
それくらい、なじんでしまった光景なのかも知れません。
人々は一件、いつも通り過ごしているように見えます。
でもそこはやっぱり、お正月。
たった一日、今日から明日へ変わるだけの、いつもの日付変更。
それでも、大晦日から元旦への日付変更は特別なもの。
ゆく年を惜しみ、心静かに新しい年を迎える。。。
皆様、特別な思いで、新年をお迎えのことでしょう。
と、信じたい。。。
と、言いますのも、
私は、最近はどこでもかしこでも行われる、あの年越しのカウントダウンが大嫌いです。
少し大げさに聞こえるかも知れませんが、カウントダウンは、時を切り捨てる行為だと思っています。
日本人の(大晦日の)文化にはなかったはずです。
(カウントダウンをしていいのは、ロケットの打ち上げ時だけだと本気で思っています。)
大晦日から元旦へ、残り何秒かの、あの時間は、過ぎ去ってゆく今年という一年を振り返り、また新たな年に向けて、厳かに、畏敬の念を持って新年の瞬間を迎える。
年越しの瞬間は、毎年、どこまでも透き通った瞬間でした。
でした(?)
そう、今年の年越し、その瞬間。
私は、いつもの年越し同様、NHK「紅白歌合戦」を見終わった後、「ゆく年、くる年」を見ていました。
(紅白歌合戦の画面から、ゆく年、くる年に切り替わる瞬間がけっこう好きです。そういう人、意外といる気がする)
ゆく年、くる年を見る理由はもう一つあって、
NHKは絶対、カウントダウンやらないから。
日本全国の、様々な地域から、残り少ない今年の風景を、優等生なアナウンサーの方たちが繋いで行く。
今年の年越し中継は、東京、芝の増上寺でした。
年明けまで(おそらく)10秒を切った位でしょうか、アナウンサーも言葉を止め、その瞬間を待つばかり となった時、
増上寺の上に構えられたカメラの画像とともに、拾われていた、一般人のカウントダウンの声。
「・・・3、2、1」
・・・そうですか。
「はい。明けましておめでとうございます」
年越しを一緒に過ごした娘のママへの同情の表情とともに、新しい年が始まりました。
ああ、そうですか。
昨今は、ゆく年、くる年も、もはや危険(?)なのね。
今年の大晦日はどうしよう・・・
(心配するの早いですか?)
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