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木造で大空間を実現!? CLT工法の可能性

2016/11/08

先日、建築研究所の一般公開の見学にいってきました。

国土交通省所管のこちらの施設では、建築・都市計画の調査・研究がおこなわれており、様々な実験棟が集まって構成されています。

内部は少し大学のキャンパスのような雰囲気で、少し懐かしいような印象も受けました。

 

今回は住宅に関わる実験施設を何件か拝見させていただきました。

中でも、最近注目の「CLTパネル」を使った実験施設は今後の木造建築を進化させる建材として、興味深かったです。

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CLT」(Cross Laminated Timberの略称)とは、繊維方向が直行するように積層接着することで強度を増した木質系の材料です。

断面を見ると、このように層ごとに木目の向きが変わっているのがわかります。

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特徴としては、従来の柱・梁による軸組み工法に比べ、大きな空間構成をダイナミックに行うことができるようになった点です。

海外では、CLT工法を使用した共同住宅やホテルなど、住宅以外の中高層の建物も建設され、普及しています。

 

今回の実験施設も大きく跳ね出したバルコニーや、大きな開口部など、水平・垂直ラインが強調されたようなデザインが魅力的でした。

内部も仕上げが要らないので、バルコニーから内と外を連続させ、つながりを持たせることができます。

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日本では、まだ構法としての認可がおりていませんが、今後の活躍が期待されています。

新たな空間の可能性として、これからの動きに注目していきたいと思います。

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