LOHAS studio
i028@OKUTA
2014/04/24
こんにちは。
本日は私の尊敬するデザイナー、原研哉氏の書籍「デザインのデザイン」をご紹介します。
原さんはクリエイティブディレクターで、身近なところでいうと、
無印良品のアートディレクションや、銀座松屋のリニューアルデザインなどを担当されています。
その他にも様々なデザイン展を企画され、
最近では、「HOUSE VISION」:新しい常識で都市に住むという面白い展示会を建築家と一緒になさっていました。
そんな原さんの代表作「デザインのデザイン」から、本文をすこしご紹介します。
「・・・ここにコップがひとつあるとしよう。あなたはこのコップについて分かっているかもしれない。
しかしひとたび「コップをデザインしてください。」と言われたらどうだろう。
デザインすべき対象としてコップがあなたに示されたとたん、どんなコップにしようかと、
あなたはコップについて少し分からなくなる。・・・しかしコップについて分からなくなったあなたは、・・・
何も意識しないでそれをただコップと呼んでいたときよりも、いっそう注意深くそれについて考えるようになった。
よりリアルにコップを感じ取ることができるようになった。」
「僕らは未来と過去の狭間に立っている。・・・
先に未来はあるが、背後にも膨大な歴史が創造の資源として蓄積されている。・・・
デザインとは、ものづくりやコミュニケーションを通じて自分たちの生きる世界をいきいきと認識することであり、
優れた認識や、発見は、生きて生活を営む人間としての喜びや誇りをもたらしてくれるはずだ。」
私がこの本に出会ったのは大学の時で、
当時、デザインから連想するキーワードは「最先端」、まだ世の中にない新しいものを作ることでした。
この本を読んで、未来にばかり焦点をあてずに、いま日常としてあたり前とされていることについて、
本当にそうなのか?と疑問点を持つ事がデザインだというのは驚きでしたし、同時に深く納得もしました。
内容はデザイン論なので少しかたいですが、半分は活動の紹介なので比較的読みやすいです。
もっと手軽に読みたい方は、「ポスターを盗んでください」がおすすめですよ。
こちらはエッセイ集でデザインの核心に触れるものではないですが、原さんの仕事ぶりが垣間見れて楽しいです。
ご興味のある方は、ぜひいちど手に取られてみてください♪
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