LOHAS studio
東郷 由紀@OKUTA
2019/08/06
先日、デザイン部の研修で、
LIXILさんのショールームに併設されている
住まいStudioに行ってきました。
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こちらはどのように住宅を作っていけば、
快適で省エネの暮らしを実現できるかを体験しながら説明してもらえる施設です。
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最初は、真冬の0℃という環境を作り、そこに建てた
*昔の家(昭和55年)
*今の家(平成28年)
*これからの家
と3つの住宅性能の異なる家に入って、
体感温度などの比較が体験できる施設。
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窓、床、壁、部屋の隅など、
同じポイントの温度をそれぞれのお部屋で計測。
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LOHAS studioで多くご相談いただくお家は、
ほとんどが「昔の家」に相当するお家です。
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お布団のようなグラスウールの断熱材は、
解体して見てみると、湿気を吸って黒くカビていて、
重みで下にずり落ちて隙間だらけ…
なんてことも多いです。。(´>_<`)
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また、窓もアルミのサッシに1枚の単板ガラス。
窓の近くは、スースーと冷気を感じて、
結露にも困ってしまいますよね(。-_-。)
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さらに、リビングなどの居室は、暖房機器をガンガン使い暖めてますが、
廊下や洗面、浴室・トイレといったスペースは寒いまま…
その温度差でヒートショックを起こしてしまう死亡事故は、交通事故での死亡者数より多いのです(⊙︎ロ⊙︎)
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さて、計測ポイントの結果がこちら…
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【窓周りの温度】
窓ガラス………①12.8℃・②17.9℃・③19.5℃
サッシの下部…①7.3℃・②7.8℃・③11.8℃
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ガラスは単板ガラスから、2枚の複層ガラス、
そして、③「これからの家」ではガラスの間にアルゴンガスが入ったものになりました。
だいぶ温度が上がっているのがわかります。
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サッシは、アルミ製から樹脂のものに変わり、熱伝導の違いで伝わりづらくなり、
さらに③では、引き違い窓ではなく、開かないFIX窓と開き戸タイプのテラスドアの組み合わせの形状にすることで、
サッシのレールがなくなるので、隙間からの冷えが軽減されます。
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【リビングの床温度】
部屋の中心…①17℃・②17℃・③19.6℃
部屋の角……①9.8℃・②14.4℃・③18.5℃
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注目は、それぞれの温度差です。
①「昔の家」は暖房をガンガン使っても、窓面の部屋の角は冷気を感じます。
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サッシの種類や断熱材の違いで、その温度差は軽減。
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さらに③「これからの家」では、24時間換気を「熱交換器」にすることで、給気口から入る外気を温めてから部屋に取り込むので、温度差がほとんどないのがわかります。
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その他にも、リビングと廊下などその他の空間との温度差は、
「昔の家」では、19.9℃
「これからの家」では、5〜5.5℃
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20℃の温度差では、確かに体に負担がかかりますよね…
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続いては、お家の外、0℃の世界を体験しに行きます(●︎´∀︎`●︎)ノ
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