LOHAS studio
大島百合子@OKUTA
2024/05/10
100年以上経過したものをアンティークと呼びますが、様々な魅力があります。現代ではなかなか入手できない素材を使っていること、より精密・緻密な技術を要していること、などが挙げられます。
こちらは1910年ごろのエドワーディアンの時期のサファイアとダイヤモンドのリングです。ロイヤルブルーと言われる高貴なブルーがとっても美しいです✨
実は現代のサファイアの90%くらいは加熱などの人工的な処理を施し、色を美しくしたり透明度を高くしたりしています。
簡易的なソーティングには『通常-エンハンスメント』と記載されます。これはエンハンスメントされている場合が多い、という事を意味します。
実は1915年頃には加熱処理が始まったとされていて、時期的に微妙ですが、現代のものと比較して確率的には非加熱・未処理の可能性がぐんと上がります。
100%ではないので証明するにはより精密な鑑別に出す必要がありますが、可能性が高いというだけでもロマンを感じます(^^)
しっかりとした刻印が入っていて、これにより金種(18金)や年代が判別します。
住宅建材でも組成表や証明書が付いているものは安心です。OKUTAのオリジナル珪藻土などは成分表などもパンフレットに記載されています(^^)
こちらはやはり20世紀初頭のダイヤモンドのプラチナリングです。オールドヨーロピアンと言われる現代よりもラフなカットが瑞々しく、ミル打ちと言われる点々の装飾なども見事です✨
プラチナは20世紀になってから使用されるようになった素材で、それ以前はどんな高級なジュエリーにも銀(シルバー)が使用されています。
こちらはオールドヨーロピアンカットのダイヤモンドを現代になってピアスに仕立てたもの。アンティークよりもお値段が手頃です(^^)
かなりマニアックな話になってしまいましたが、好きなものはとことん追求するタイプなもので沢山本も買って勉強しています!
次回は本のご紹介編に参ります・・・
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