LOHAS studio
大島百合子@OKUTA
2022/06/29
アクセサリーの投稿が続きましたが、最近ジュエリーのディテールは建築やインテリアのディテールにもつながると感じることがあります。タイルの納まりなど㎜単位で神経を使うことがありますが、ジュエリーもちょっとした違いで美しさや機能に変化があることが分かります。
リングには小粒を連ねたエタニティというものがあるのですが、その石の留め方には大きく分けて二種類あります。それは共爪(共有爪)と4本爪。2つの石を一緒の爪で留めるか別の爪で留めるかです。上の画像は同じブランドのエタニティなのですが、下が前の仕様の共爪で、上が今の仕様の4本爪です。共爪の方がスッキリ納まるのですが石が取れやすいデメリットがあり、仕様を変更したとのことです。
私はやはりデザイン重視で共爪が好きです。こちらはオーダーしたエタニティのCADデータと実物です。建築でもデザイナーはデザインと機能性の間で苦悩することがあります(^^;どちらを優先するかはお客様とのお話し合いも含め決めて行きます。
こちらはドイツのニーシングというブランドのリングです。何とテンション(張力)だけを利用して石を固定しています。
石がとても大きく見え、透明感や輝きがものすごく美しく見えます。これこそディテールにこだわった究極の石留と言えるかもしれません。
建築やインテリアでもディテールにこだわり美しく機能的な住まいを実現したいなと思います。色々なものからインスピレーションを得ることができますね(^^)
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