2024/07/04
OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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農家さんは田植えが一息ついて、ホッとしているところです。
今年は、暑さ対策でお米の品種をいくつか植えてリスクヘッジしています。昨年のような猛暑が続けば、お米の収穫量は確実に減るからです。
5/28に農業基本法が改正されました。その法律の中から食料自給率という言葉が消えました。過去において、目標率が達成された事がないので、無意味と判断したのでしょうか。
現在の食料自給率はカロリーベースで38%と先進国では低い水準です。かつ、この38という数字は表面的なもので、種の自給率は?堆肥の自給率は?農業生産エネルギーの自給率は?と考えると限りなく0に近づいていきます。
2009年3月から始まったOKUTAこめまめプロジェクトは、地域の自給率を上げる事も目標としてありました。改めて、関わる人、全てを幸せにするOKUTAこめまめプロジェクトを推進していきたいと考えています。
今月のトピックス
【レポート】OKUTAアンバサダー様田植え体験会inOgawa 6/16
【レポート】新人社員研修田植え体験会inOgawa 6/25
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第9回地域に広がる食育と給食・埼玉県熊谷市妻沼小学校の事例
今月の話題
【情報】小川七夕まつり 7/27,28
【情報】食料・農業・農村基本法改正等に関する地方説明会の開催及び参加者の募集について
【情報】オーガニック学校給食フォーラム深掘りセミナー「PFAS(有機フッ素化合物)と学校給食」7/13
【情報】環境再生型農業セミナー 7/14
【レポート】小川里山食農スクールエディベリの「みんなの畑」でジャガ芋を掘り上げました
今月のトピックス
【レポート】OKUTAアンバサダー様田植え体験会inOgawa 6/16
6/25(日)10:00~、お天気に恵まれ、暑くもなく、涼しい中で行う事が出来ました。
午前中は皆様との交流でスイカ割り。午後は田植え、それも手植えと機械植えに挑戦しました。手植え田んぼは例年通りの谷津田の一番奥の田んぼです。今年は昨年体験された方も多く、割とスムーズに運びました。
お昼は手作りカレーライスとサラダ。ジャガ芋はエディベリで栽培されたもの、お米は提携米です。素材はほとんど小川町産有機栽培、それも自産の有機栽培野菜。採れたばかりの玉葱をメチャ入れました。
<田植えの様子:手植えと機械植え>
<ランチにカレーなど>
<お土産のエディベリ特製オリジナルじゃがいも>
【レポート】新人社員研修田植え体験会inOgawa 6/25
6/25新人社員研修田植え編を実施。
研修という事で、午前は手植えの田植え体験、午後は機械植え体験と「OKUTAと小川町の絆」というテーマで皆でこれまでの繋がりを学び、なぜ、OKUTAが有機米づくり体験やこめまめプロジェクトを行っているのか学びました。
LOHAS・人と地球の健康をキーワードとするOKUTA、そして、地球を活かし愛する有機農業。その二つの出会いと結びつきをこれからのOKUTAイズムに活用して欲しいと願っています。
<田植え体験の様子>
<小川町ときがわ町産有機野菜のお弁当>
<午後の座学の様子>
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第9回地域に広がる食育と給食・埼玉県熊谷市妻沼小学校の事例
2/12の「第3回オーガニック学校給食フォーラム」の「勝手に表彰」プロジェクトで熊谷市の妻沼小学校の食育事例を表彰させて頂きました。その妻沼小学校でこども達が田植えをするというのでお邪魔してきました。
6/20朝9:30。こども達(3,5年生100人くらい)は学校近所にある田んぼに移動して田植えを体験しました。講師は近くの農福連携のクラリスファーム、ハタラク・ラボさんです。
http://www.menuma-e.ed.jp/index.php?page_id=13#_43
妻沼小学校は自校式給食で、栄養士・本田先生がこども達の食育活動として様々な活動をされています。妻沼地区にある農福連携の(株)埼玉福興さん、種屋の「モリタネ」さんと協力して、様々な農業体験を通して豊かな給食を通して、こども達の食や健康、そして未来を地域の人達と見守り続けています。
こども達は田んぼに入り、苗を植えていきます。秋にはたわわに実り、お握りにして、お世話になった方々をお招きして収穫祭として祝うのだそうです。またお米ばかりでなく年間20種類以上の野菜つくりにも挑戦しているそうで、校舎には今が旬の玉葱が干してありました。
こども達が作った野菜は給食で使われるのだそうです。こども達が自分で種を植え育て収穫した野菜が給食に出るなんて、何と「豊かな給食」でしょう!!!
こども達が自分達の手で植えて育てて、収穫し、食べるという一連の作業を通して、「生きる力」を体感していくのでしょう。田んぼの脇の軽トラには「妻沼小学校150周年」の文字とこども達が書いた絵が目立ち、地域に愛される学校ということがよく判ります。
https://gendai.media/articles/-/103695
こども達は未来です。
私たち大人は、こども達の未来から今を借りているのではないでしょうか。そう考えると、親や先祖が大切にしてきた事を大事に伝えていかなければいけないと強く感じたこども達の明るい笑顔でした。
<妻沼小学校エディブルスクールヤードの看板>
<軽トラ>
<給食室脇のこども達が育てた玉葱>
今月の話題
【情報】小川七夕まつり 7/27,28
第76回小川町七夕まつりが7月27日(土曜日)・28日(日曜日)に開催されます!
https://www.town.ogawa.saitama.jp/0000005800.html
開催場所は↓
https://www.town.ogawa.saitama.jp/cmsfiles/contents/0000005/5800/kuikizu.pdf
【情報】食料・農業・農村基本法改正等に関する地方説明会の開催及び参加者の募集について
詳細↓
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo01/240614_28.html
市民がどんどん意見を言っていかないと食べる食が大変なことになります。
【情報】オーガニック学校給食フォーラム深掘りセミナー「PFAS(有機フッ素化合物)と学校給食」7/13
便利なので暮らしの中に入り込んでいるPFAS(有機フッ素化合物)の汚染がTVなどマスコミで話題になっています。OFASは身近な暮らしとしては焦げ付かないフライパンとして重宝されています。がこれが地下水を汚染し、次いで土壌汚染して、農作物にも影響を与えている事が判ってきました。
学校給食に影響はないのでしょうか?長年にわたりこの問題を追及してきた元朝日新聞記者・諸永裕司氏にお話しをお伺いします。
詳細申込みは⇒
https://peatix.com/event/4024308/view
【再掲情報】環境再生型農業セミナー 7/14
片平さんに学ぶ「環境再生型農業セミナ-」「土壌本来の力を引き出し持続可能な農業を実現!」
<環境にも人にも優しい未来型の農業です>
「人と環境に優しい未来型の低コスト農法とは?
化学肥料や農薬を使わない、植物と土壌微生物、昆虫が築き上げた地球本来の土の力を取り戻すリジェネラティブ栽培法! 地球温暖化対策に効果を発揮してサスティナブルな食料生産と未来の子どもたちに安心を残せる。 緑肥利用農業を一緒に学びましょう!」
※画像にあるように片平農園の人参は生命力・抗酸化力にあふれ、質も量も最高の仕上がりです。
※会場を貸して下さったエコデザイン(株)さんの新社屋も素敵です。近隣の地場産木材を使った木造で2階から下に下りるのにすべり台があったり、お庭は大地の再生法で構築されており、環境配慮の設計も見所があります。
時:2024年7月14日(日)14:00~17:00
所:エコデザイン(株)埼玉県比企郡小川町青山926-1 ↓
地図:
https://www.ecodesign-labo.jp/company/
参加費:1000円/人(中学生まで無料、お子さん連れok)
参加人数:30名
申込み:
https://ws.formzu.net/dist/S18869149/
主催:小川里山食農スクールエディベリ
協力:エコデザイン(株)
<片平農園の畑の様子>
【レポート】小川里山食農スクールエディベリの「みんなの畑」ジャガ芋を掘り上げました
このジャガ芋は、OKUTAアンバサダー様田植え体験時のカレーやお土産に使われました。
<ジャガ芋掘りあげの様子>
発行日:2024年7月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま