地域エコノミスト藻谷浩介さんの講演を拝聴しました＠小川町

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2015/12/10

先日、OKUTA社員第2の故郷；小川町で、藻谷浩介さんの講演がありました。
弊社社長の山本とお招きいただき、拝聴しに行って参りました。

藻谷さんは、(株)日本総合研究所主席研究員であり、「里山資本主義」の著者です。
「お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、あらかじめ用意しておこう」と唱えています。
報道ステーションにもたびたびご出演されているのでご存知の方も多いでしょうか。

講演では、あらゆるデータを提示しながら、”イメージや空気は事実と違う、空気は事実と逆を行っている”ということを示されていました。
「調べずに言っていることは大体間違えている。事実を確認したければ数字で確認しないと」というエコノミストらしいお言葉が印象的でした。
人間大体は推測でモノを言っていますものね・・・・。

藻谷さんは日本全国のほとんどの地域を旅したことがあるそうです。
東京以外の報道されない地方の実態や、高齢化問題、
また、林業、農業、エネルギー問題や国際貿易収支に至るまで幅広くお話しされました。

中でも、”地産地消” ”地域のお金は地域で回し、雇用を生み出す”という考え方は大変興味深いものでした。
「日本人は輸入水に120円も払って飲んでいる。これは地元で生産された牛乳よりも高い。このことに違和感を感じませんか」という問いにはショックを受けました。
不況を脱する方法は【エネルギーを自給自足し、それで出来た良い農作物を高く売る】ことなのだそう。
それには今の受給の仕組みを疑うところから始める必要がありそうですね。

OKUTAは地産地消のエコ断熱材を製造したり、地元小川町の有機米を全量買い取りしています。
それらを折に触れて社外の方にご説明していますが、そもそもそれがどうして良いことかを社員が理解している必要がありますよね。

このような講演を聞かせていただけた事、とても良い勉強になりました。
貴重な機会をいただき感謝いたします。
あっという間の2時間でした。
藻谷さん、お招き下さった皆様、ありがとうございました。

（交流会にて。左から藻谷さん、弊社山本、金子美登さん）