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◆ 小川町下里だより 2019年2月号続編◆お米の食味値について

2019/02/12

お米の食味値について、
こめまめプロジェクトでお世話になっている
コーディネーターの高橋様がまとめてくださったので
ご紹介させていただきます^^




◆お米の食味値について◆

遠赤外線分析機で、「アミロース」「タンパク鴛」
「水分」「脂肪酸度(玄米)」の4つの成分を測定し、
食味方程式により食味値を出します。

・食味値は、1OO点満点で表し、
数値が高いほど美味しいお米になります

・最近の良食味品種の増加や
美味しい米作りの努力により、
日本産では、60~65点が標準になっています

・食味を向上させて、70~80%の人が美味しいと認める、
70点以上の良質米作りを目標にしましょう


水分:
米の水分は、食味だけでなく
貯蔵性や精白歩留にも影響する重要な品質要素です。

貯蔵性は水分が高いと劣り、低いと良くなります。

食味の観点からは、過乾燥により
胴割れ米が発生した物は食味が劣るとされています。

総合的に見て玄来成分で14.5~16%か適正といえます。

また、精米水分ては14~15.5%か適正と言えます。

・16%基準の範囲内で、水
分の高い米ほど美味しいお米になります

・14%以下の過乾燥米は、
炊飯前の浸水時にヒビ割れを起こし、
炊飯する時にデンプンが糊となって流れ出るため、
ベットリしたご飯となり、食味が悪くなります

・最近では精米工場の水分管理が厳しくなっており、
農家でのより厳格な管理が求められています。
14~15%以上の水分管理を徹底しましょう

・15%以上の水分のお米は、
低温貯蔵することが必要になります


タンパク質:
お米のタンパク質の比率を表します
お米のタンパク質は日本人にとって大豆などとともに
貫重な植物性タンパク質の摂取源となっています。

ところが、お米のタンパク質はご飯を炊くときに
デンブンの膨潤を抑えてしまう働きがあります。

そのために、同じ品種のお米でも
タンパク質含量が高いとご飯の粘りか弱くなり、
タンパク質含量が低いと粘り強くくなります。

一般に、日本人は粘りのあるご飯を美味しいと感じます。
したがって、タンパク質含量の低い
お米は美味しいと感じられるのです。

タンパク質含量の表示方法は、2通りあります。
サンプル水分を0%として
タンパク質含量を表示する方法(乾物基準)と、
測定時の水分に応じて
タンパク質含量を表示する方法(As-is)です。

また、玄米のタンパク質含
量と精米のタンパク質含量では、
精米の方が約0.5~1.5%低くなります。
タンパク質含量を比較する場合、表示基準は何か、
また玄米タンパクか精米タンパクかを
きちんと確認する必要かあります。



・タンパク質は水を通さないため、お米の吸水を阻害します。
タンパク質が少ないお米は、
吸水が良いため、炊き上がりが
ふっくらとした美味しいご飯になります

・日本の玄米のタンバク質含有量の平均値は、6.8%です

・タンバク質は、窒素成分を多く吸収すると増加します

・タンパク鴛は、窒素肥料の
施肥量により変化し、肥培管理により改善できます

・タンパク質は、「品種・施肥・気象・土壌」により、変化します








脂肪酸度:
脂肪の酸化度を表します

玄米には約3%、精米には約1%の脂肪が含まれています。

玄米には貯蔵するに従って
脂肪が脂肪酸とグリセリンに加水分解されて、
遊離の脂肪酸が増加してきます。

このような玄米の貯蔵中の脂肪の分解と
酸化が古米化現象に関与しています。

この遊離脂肪酸の割合を見るのが「脂肪酸度」です。
新米および低温貯蔵された玄米は、
一般に脂肪酸度は、20以下ですが、
古米化した玄米は30を越えます。

・米の脂肪は.貯蔵中に徐々に酸化されるため、
酸化度により古米化の進み度合いがわかります

・収穫直後の新米は、10~20mgが標準ですが、
時間とともにこの数値は高くなります

・脂肪酸化度は、低いほど新鮮で美味しいお米になります

・脂肪酸化度は、
主に「乾燥調整・貯蔵・品質」により変化します

※「このご飯は炊きたては美味しいが、
冷めるとどうも‥」という経験はありませんか?

これは、ご飯に含まれている
デンプンの「老化」のせいなのです。

つまり、ご飯のデンプンは炊きたての温かいときは
十分に湖化膨潤(αデンプン)しているのですが、
冷めてくるとデンプンは再配列して(βデンプン)硬くなってしまいます。

このような現象が「老化」と呼ぱれています。
当然「老化」しにくいご飯ほど、
冷めても粘りを保っているわけで美味しいとされるのです。


アミロース:
デンプンの中のアミロースの比率を表します

お米のデンプンはアミロースと
アミロペクチンという
2種類の性質の異なった成分から構成されています。

うるち系では、この両者の比は大体20:80で、
もち系では0:100です。

このデンプンの中のアミロースの
比率が低いお米ほど炊飯したときに、
飯の粘りかあるとされています。

タンパク質の項でも説明しましたように
一般に、日本人は粘りのあるご飯を美味しいと感じます。

したがって、アミロース含量の低いお米は美昧しいと感じるのです。

アミロース含量の表示方法は2通りあります。

水分、タンパク賢、脂肪を除去した
米デンプン中のアミロース含量を表示する方法(総デンプン比)と、
サンプルの全量に対する
アミロース含量を表示する方法です。

・お米の主成分であるデンブンは、
2割のアミロース(硬さの成分)と8割の
アミロペクテン(粘りと軟らかさの成分)でできています。
もち米は、1OO%アミロペクチンでできています

・日本では、「粘りのある」お米が美味しいため、
アミロースの割合が低いほど美味しいお米になります

・食味評価の最も良い新潟産コシヒカリは、
アミロースの割合が16~17%位であり、
バサパサして硬くてまずいお米は、22~23%位になります

・アミロースは、主に「品種・土壌・気候」により変化します







上記情報はhttp://www.inouebeikoku.com/category/1575640.html より

 

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