小川町下里だより 2022年7月号(LOHAS studio Blog) リフォームのオクタ

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小川町下里だより 2022年7月号

2022/07/02

OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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暑いです!!!!!
6月なのに40度を超す暑さが小川町近郊で出ています。小川町は38度。正直、この気候変動の波はますます深刻さを増していくのでしょう。私たちは今、何をしなければいけないのか、一緒に考えていきたいと思います。
食料不安が少しずつですが、表面に出てきています。食料問題は不都合な真実なので、表だって言えない状況なのかと感じています。今回、小川町上横田地区の田植え体験会レポートを通して、皆さんに地産地消の事を考えて頂きたいと願っています。小川町から話題満載でお届け致します。

 

今月のトピックス
【レポート】アンバサダー様田植え体験会 6/11
【レポート】新人社員研修田植え体験会 6/14
【レポート】ホタル鑑賞&畑であそぼう 6/25
【レポート】小川町今昔物語第3回

今月の話題
【情報】小川七夕祭り 7/23~24
【情報】小川町が紹介された本の紹介「トカイナカに生きる」
【情報】イベント案内:「山と海の幸をパンと共にいただくー魚と野菜と米粉パンー」7/16

 

今月のトピックス

【レポート】アンバサダー様田植え体験会 6/11
暑くもなく寒くもなく、ちょうど田植えをし易い気温で田植えが始まりました。アンバサダー担当の社員の皆さん、事前準備を万端に整えて、準備に余念がありません。今回は、記録として動画を撮って頂く関係で小川高校グローカルメディア研究部1年生の皆さんや生徒さんが参加されました。と言うことで当初予定より、かなり増えて、用意した田んぼが少し小さかったですね。今回、5人の農家さんにご指導をお願いしましたが、初めての場所、初めての顔合わせで不安いっぱいで始まりましたが、予定より沢山の参加者だったので2列になってあっという間に終わった田植えでした。小泉社長の「LOHASな社長チャンネル」YouTube配信にその模様が情報発信されていますのでご覧頂ければと思います。↓

▼LOHASな社長チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=UBUNLHKfuNc&feature=youtu.be

食事は、小川町近郊農家さんの有機野菜を使った「ラゴムカフェ」さんのキッチンカーに来て頂きました。食後は、スイカ割りと里山遊び。木と木の間に作られたブランコで大はしゃぎで童心に返り、冒険なひとときを過ごしました。

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<ランチ>
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<里山遊び>

 

【レポート】新人社員研修田植え体験会 6/14
恒例新人社員研修田植え編開催です。今年も様々な年代の方が参加され、初体験の方もあり、田植えや里山遊びで様々な気づきもあり、有意義な研修となりました。さすが、大人なので、用意された田んぼの作業がすぐに終わり、余った時間で1%fortheplanetによる「OKUTAの森」や目指す「小川町上横田大沼地域循環共生圏構想」の現場を見て回りました。
午後はあいにくの天気となりましたので、地区会館内で竹鉄砲を作り射的を経験してみました。意外と当たらないものです!!!

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<田植えの様子>
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<有機野菜ランチ>
大沼奥里山
<山歩き>
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<竹鉄砲作りと射的>

 

【レポート】ホタル鑑賞&畑であそぼう 6/25
OKUTAとNPO生活工房つばさ・游が協働して「小川町上横田大沼地域循環共生圏構想」を展開しています。その一環として、エディベリの畑でカレーライスを作り、次いで、大沼地区谷津田の蛍観賞を行いました。ガイドには田植えでお世話になった農家さん(栗原さん、湯沢さん、大橋さん)にお願いしました。大沼地区の谷津田を無農薬無化学肥料栽培にすることで蛍がよみがえるのです。みんなで田植えをした場所です。
エディベリでは子ども達がジャガ芋の収穫をして、包丁で切り、カレーライスを作りました。OKUTA建築現場から出た木っ端を活用して、ご飯を炊きます。電気やガスを使わず、自然エネルギーの活用を体感します。田んぼの水面の上を飛ぶ蛍は水面に蛍の光が映し出され、幻想的でした。こんな素敵な風景が子ども達にいつまでも残せますように。

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<ジャガ芋掘りとカレーライス作り>
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<蛍>

 

【レポート】小川町今昔物語第3回
埼玉県ときがわ町で豆腐製造を営む渡邉一美さんは豆腐屋の2代目として後を継ぎました。家業を継いだ時には規模も年商1500万円くらいと小さなものでした。ちょうどこの頃からスーパーマーケットが台頭してきて、大学で経済を学んだ知識を活かして渡邉さんも地元のスーパーに卸すようになり売上げを1億まで増やしていきました。
スーパーの特徴は価格です。安売りなどで3丁100円と強要されて安い豆腐を作るには大豆の量を減らして水を増やす、まさに水増しです。当然、味は落ちます。安かろう、まずかろう、では売れるはずもありません。まさに悪循環です。水増しという言葉の語源って、ここにあるのですね。実感としてストンと胸に落ちました(笑)
売上げも落ちていき、このままではたち行かなくなると一時は廃業まで考えたそうです。そんな時、お嬢さんが埼玉県の作文コンクールで優秀賞を受賞し、「毎日、朝早くから豆腐を一生懸命つくるお父さんを尊敬している」と書かれており、廃業を思いとどまりました。子どもの力って、凄いですね。親として子どもに胸をはれる大人って、素敵ですよね。そんな親・大人になりたいものです。そして、同じ頃、渡邉さんの同級生から遺伝子組み換え大豆の勉強会があり、そこの参加していた霜里農場・金子さんと出会ったのです。金子さんから「農家は自分の身の丈のお客さんと取引する。豆腐屋もそれでいいのでは」と提案され目からうろこだったそうです。勉強会を通して、同級生提案で、全量買い取るから、遺伝子組み換えでない国産大豆を使った豆腐を作って欲しいと言われ消費者との提携豆腐が始まったのです。この豆腐は友達から友達へと紹介され、美味しい豆腐だと評判になりました。さらに店頭売りなので現金がすぐに入ってきて資金繰りもよくなりました。商売って、何だろう?と考える時、渡邉さんの身の丈経営の哲学って、参考になるかと思います。お客さんが「美味しい」と言ってくれるその言葉・笑顔で自分も幸せになる。一生懸命働いて周りか自分か、の幸せを考えると、人生の収支って最後は合うのだな、と感じます。
さらに、この頃、東京都武蔵野市立境南小学校の学校給食に食材を納品している山田征さん(かかしの会)との出会いがありました。山田さんは自分のお子さんの通う小学校の給食で使う素材は「素性がわかる」に取り組んでいました。私は、まだ山田さんにお会いした事がありませんが、お子さんが卒業しても18年間、野菜を届け続けた伝説の女性で、是非、お会いしてお話しをお聞きしたいと願っています。
※山田征さん(かかしの会)
https://www.hmv.co.jp/artist_%E5%B1%B1%E7%94%B0%E5%BE%81_200000000354388/biography/
※東京都武蔵野市立境南小学校の学校給食栄養士・海老原洋子さん
https://worldfoodday-japan.net/join/interviews/451/
※海老原さんも凄い女性です。1つの公立小学校の栄養士を始めから定年まで務めたそうです。途中、異動の内示があったのですが、保護者の運動で中止となり、定年まで境南小学校勤務。実は、この境南小学校には山田さん、海老原さんを通して、小川町の野菜がずっと届けられていた、という不思議なご縁があるのです。これにヒントを得て「素性のわかる豆腐づくり」という経営理念が出来ました。霜里農場の有機大豆を使った「霜里豆腐」も産消の提携3原則(全量買取り・再生産狩野価格・即金)でブランド化されました。今では、顔の見える地元農家があちこちから大豆を納めるようになり、売上げ3.5億以上となるローカルブランドを確立したのです。「素性がわかる」という経営理念は、お客様にも適用され、買う人の顔が見えない都内の大手デパートからの引き合いには応じていません。素性がわかるという事でつながるお客様との信頼関係。そこを一番大切にされています。そんな渡邉さんは、現在、ときがわ町長として活躍されています。
次回は、ミニコミ紙おがわまちマップ2号特集『修理屋さんマップ』から見えてきた小川町の暮らしの今昔をお伝えします。
わたなべ豆腐参考資料 https://kouen-dx.com/news/detail/26

 

今月の話題

【情報】小川七夕祭り 7/23~24
3年振りの七夕祭りです。コロナの影響で、例年とは少し様子が違っていますので、↓を参考にいらして下さい。
https://www.town.ogawa.saitama.jp/0000003635.html

 

【情報】小川町が紹介された本の紹介「トカイナカに生きる」
東京とときがわ村と2地域拠点生活をされているノンフィクション作家・神山典士さんが日本各地に移住された人達のルポをされた本です。小川町霜里農場・金子美登さんや私も取材されています。
タイトル:「トカイナカに生きる」副題:都心から1.5時間の「下り列車」に乗った幸せづくり
著者:神山典士
出版社:文芸新書
価格:900円+税

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<本>

 

【情報】イベント案内:「山と海の幸をパンと共にいただくー魚と野菜と米粉パンー」
日時:7月16日(土)12時〜17時
場所:武蔵ワイナリー玉成舎直売所(玉成舎2階)
武蔵ワイナリー玉成舎直売所で、武蔵ワイナリーのワインと日本酒、新鮮な海の幸を使った魚料理、有機農業が盛んな小川町のおいしい野菜、うふふっと笑顔になる米粉パンを一緒に楽しむイベントが開かれます。山から海までとその大きな環境から生まれた食材を一緒に美味しくいただけます!
詳しい情報は下記よりご覧ください。
7月16日(土)イベントページ:https://fb.me/e/2ig6zFWTS

 

 

発行日:2022年7月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま

 

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