2023/09/01
OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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残暑が続いておりますが、皆様のところは如何でしょうか?
田んぼの方も、8月頭までお天気が続き、水不足が心配されましたが、台風などの影響で何とか雨が降り、台風による風の被害もなく、順調に生育しています。
先日、大沼地区の農家さんから大沼の周辺整備調査を行うので、大沼下流の沼三つを干す作業をするというので、現地を見てきました。武田信玄の子孫がこの大沼谷津田などの開発をして以来ということで、興味津々です。何百年もやっていなかった事なので、記録に残したいと大沼の水利組合長さんと小川高校メディアグローカル部に協力をお願いして進めています。温故知新と言いますが、古の知恵とフィロソフィーを学ぶことが出来ればと考えています。
今月のトピックス
【お知らせ】OKUTA新人社員研修稲刈り編 9/26
【お知らせ】OKUTAアンバサダー稲刈り体験 10/15
【レポート】「大豆畑物語」その3・大豆の草取り 7/30
【レポート】小川町今昔物語第16回
今月の話題
【お知らせ】オーガニックExpo 9/14~16
【お知らせ】オーガニックカンファレンスウィーク 9/1~9/16
【お知らせ】枝豆祭り 10/8
今月のトピックス
【お知らせ】OKUTA新人社員研修稲刈り編 9/26
恒例の新人社員研修・有機稲作体験の2回目・稲刈りです。
6月に田植えをした田んぼが8月には出穂し、順調に成長しています。新人社員の皆さんは大きくなった稲をみて、どんな感想を持たれるか楽しみです。
午後は、昨年、好評だったコンバインに乗って稲刈り体験です。多分、人生でコンバインに乗って稲刈りなんて、これ1回きりでしょうから楽しんで欲しいと願っています。
<昨年のコンバインで収穫体験の様子>
【お知らせ】OKUTAアンバサダー稲刈り体験 10/15
アンバサダー様の稲刈り体験は都合で10/15になりました。米品種としてのコシヒカリでは、10月中旬では少し遅いかもしれません。
有機農産物はお天気とにらめっこしながらの収穫です。稲作は○月△日に稲刈りをしましょう、と言って出来るものではなく、お天気と稲穂を毎日見ながら適宜を探ります。大体の目安(出穂してから気温が通算○になったら稲刈り。品種により数字は変化する)はありますが、穂の状態や収量を考慮しながら決めていきます。(長くおけば実が大きくなり収穫量は増えますが、割れなどが起こり味が落ちると言われています)
と言うことで、穂の状況をみながらどうするか決めていきます。と言うことで、もしかしたら収穫時期の遅い古代米に変更になるかもしれません。どっちにしても、てるてる坊主を吊してお天気を祈りましょう。
<今の田んぼの様子>
<水位の下がった大沼の様子>
【レポート】「大豆畑物語」その3・大豆の草取り 7/30
建材部の強い要望で、今年、皆さんと共に枝豆作りに挑戦しています。7/30に建材部や市民の皆さんが参加して草取り作業を行いました。さすが、体力と技術自慢の皆さんです。草取りを完璧にこなしました。10/8の枝豆祭りが楽しみです。OKUTA関係者の皆さんも、今から手帳に記入しておいて下さいね。
【レポート】小川町今昔物語第16回
私は亡くなった霜里農場・金子さんと共に有機農業の普及をお手伝いしてきました。普及のためには、作った物が売れないことには進みませんので、学校給食に活路を見出し学校給食に有機農産物を、という活動をしています。
小川町は「有機の里」として有名なので学校給食も有機か、と言われると、給食センター老朽化などの課題が多く、そこまでの実績はまだ出ていません。が、小川町の有機農業と東京都武蔵野市境南小学校の給食には深いつながりがありました。境南小学校栄養士・海老原さんと保護者・山田征さんという伝説的な女性2人の活躍で武蔵野市の給食はその筋では有名です。
海老原さんはこども達のための給食を目指し、近郊の有機野菜を求めて小川町の金子さん達に依頼し小川町の野菜が境南小学校に運び込まれたのです。今から40年ほど前の話です。現在は野菜は届けていません。
海老原さんはプロフィール↓にあるように、保護者からの署名運動で異動する事なく、定年までの36年間を境南小学校で勤められたという凄い実績の方です。保護者の署名活動とは凄いですね。東京都武蔵野市の学校給食の基準は境南小学校から始まった内容が採用され、給食は公益財団法人が受け持つ、つまり、公設民営ではあるが、利益を追求しないという画期的仕組みです。その現場である武蔵野市桜堤調理場を7/19に訪問してきました。手作りを基本とした設備のラインナップと配置で、衛生基準が明確にゾーン分けされています。特に野菜の前処理ゾーンは充実しており、朝7時からパートの方が丁寧に下処理されて8時に調理ゾーンに渡され調理師さん達が作業に入るそうです。朝7時~8時の野菜下処理のパートさんがいるのです。
食材は安全性を重視して厳選しており基準は
・有機栽培、特別栽培の農産物
・食品添加物を使用していない調味料等
・遺伝子組み換えの原材料を不使用のもの
・季節感のある旬の食材
調理は
・食材を生かし、食材本来の味を大切にするため、冷凍食品や半調理品は極力使用せず、素材から手作りで調理しています。
小川町の学校給食センターは老朽化で建て直しは決まっているのですが、小中学校の統廃合問題があり、なかなか前に進みません。「有機の町・小川町」にふさわしい学校給食を粘り強く訴えていきたいと考えています。
参考:栄養士武蔵野市境南小学校海老原洋子さん
http://worldfoodday-japan.net/join/interviews/451/
武蔵野市学校給食
https://www.city.musashino.lg.jp/shussan_kodomo_kyoiku/sho_chugakko/kyushoku/1007035.html
一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団
https://www.musashinoshi-kyusyoku.jp/
<武蔵野市の桜堤調理場の様子>
<武蔵野市給食こだわりの食材菜種油・ここまで公立でこだわっている所は珍しいです>
<給食メニュー>
今月の話題
【お知らせ】オーガニックライフスタイルExpo2023 9/14~16
今の日本のオーガニックが勢揃いします。
時:2023年9月14日~16日
所:東京都立産業貿易センター
https://ole.ofj.or.jp/
【お知らせ】枝豆祭り 10/8
時:10月8日(日)10:00~15:00
所:小川里山食農スクールエディベリ 小川町中爪280-1
地図:
https://www.bing.com/maps?osid=8477bf36-5ea2-4e47-a13a-bc522589e701&cp=36.066813~139.300806&lvl=15&v=2&sV=2&form=S00027
内容:小川地大豆「青山在来」の枝豆を収穫して食します。釜で枝豆ご飯を炊きます。小川町青山地区の地大豆「青山在来」の旬の枝豆の美味しさ、採れ立ての美味しさは、ここに来ないと味わえません。1年に1度の口福です。
お土産用枝豆付
会費:一般大人3000円こども1500円
申込み:y.takahashi@tubasa-u.com(高橋)まで
締切;9月30日
発行日:2023年9月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま