LOHAS studio
passiv design
2019/05/25
こんにちは!
今日は、passiv design にてリフォーム工事中の現場を紹介したいと思います!
今回ご紹介させて頂く現場は、2×4工法で建築されたお家でございます。
※2×4工法とは、2インチ×4インチの規格材に合板を打ち付けた
パネル状のもので天井・壁・床を構成したお家になります。
まずは、解体しました。
2×4工法は、天井・壁・床を面で構成したものですので、
高い気密性がとれている場合が多いです。
(熱の損失を防ぐために、
建物の気密性もきちんと確保する計画が大切です!)
今回換気計画に関しては、「passiv fan(パッシブファン)」という、機械で給気と排気を行う
ダクトレス全熱交換換気システムを使用するため、
隙間風の出入りなどによる換気効率の低下を防ぐため高い気密性が求められます。
→passiv fanに関しまして、こちらのHPにてご確認・お問合せいただけます。
https://air-labo.jp/products/passiv-fan.html
ウレタンフォームで細かい隙間を埋めております。
新築では外で気密ラインを取るのがセオリーですが、
今回外装は既存利用のため、中から気密工事を行っています。
「passiv fan」は、搭載されている換気ファンが
70秒サイクルで正・反回転を行い、給気と排気を
繰り返し行います。
セラミック製の蓄熱エレメントが組み込まれており、
排気熱を一時的に蓄熱させ、給気時に蓄熱を再利用し、
お家の中に新鮮なのに暖かい空気を入れることが出来る全熱交換換気
システムがありますので、冬場、外の寒い冷気を室内に
入れてしまうといったことが抑えられます。
また、「ナイトパージモード」が搭載されています。
夏場の夜、お家でお料理したりお風呂に入ったりと、
水蒸気が発生するため、全熱交換を行わないで、
外気を給気し室内の湿気・熱を排出することも可能です。
そして、工事は順調に進んでおります。
断熱材、セルロースファイバーを吹き込みまして・・・
可変調湿気密シート「タイベック・スマート」を貼りました!
壁体内結露防止のための必須工程です。
外周に貼ってある面材はOSB合板ですので透湿しません。
今回は外壁を既存利用しますので、壁体内に湿気が溜まると、
壁の中で結露を起こしてしまいます。
(解体でよく見る、黒くなったグラスウールの原因です)
タイベックスマートは夏と冬で透湿抵抗が変化します。
夏は透湿抵抗が下がり(≒透湿する)冬は透湿抵抗が上がります(≒透湿しない)
一般に「可変調湿気密シート」と呼ばれています。
夏は太陽に照らされて外壁が熱くなります。
空気は熱くなると、水蒸気をたくさん含むことができます。
しかし室内側は冷房で涼しくなっているので、
壁の石膏ボードの裏側で結露します。
これが「夏型結露」です。
水蒸気は湿度が高い方から低い方に動きます。
夏はシートが透湿するので、結露する前に室内側に水蒸気が逃げてきます。
冬は逆に透湿抵抗が上がりますので、室内から壁の中に水蒸気が入ってきません。
水蒸気が少なければ、定常計算上でも結露しない判定になります。
passiv design では、断熱性能を向上させるのみでなく、
換気計画や、劣化対策も含めてのご提案です。
大事なお家に、まだまだ末永く住んでいただけます!!
設計事業部 清水
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