LOHAS studio
株式会社OKUTA LOHAS studio所沢店のブログ
2017/06/03
通勤していたころは、ほぼ毎日立ち寄っていた程、本屋さんがすきです。
通勤がなくなった今でも、(片道徒歩3分なので…)
週に1・2回の頻度では行きます。
先日、絵本コーナーで目に留まった絵本が素敵でした。
「百年の家」
語り手は一軒の「古い家」です。
「もうずっと廃屋だった私を
やっと見つけてくれてのは子どもたちだった」
1656年に建てられ忘れ去られていた「家」が、
1900年に発見されるところから物語は始まり、
その後100年間の出来事を、家が回想していきます。
(築250年って、木造建築文化の日本では考えられませんね…)
その100年には、農作物の収穫や、花嫁の結婚を見守る穏やかな日々もあれば、
第一次世界大戦で夫を失い深い悲しみに暮れる日々も。
つかの間の平和はすぐに過ぎ、第二次世界大戦では砲弾をよける家として人々を守る日々。
家と人との深い関わり合いを感じることが出来る本です。
「いままでの暮らし方を継がない。それが新しい世代だ」
終始、家からの目線で話が進むので、自分の暮らし方について考えさせられました。
(いつもお掃除サボってごめんね。)
国際アンデルセン画家賞を受賞しているとの事で、とても緻密な絵が印象的です。
百年の時間を思いながら、1ページ1ページめくりたくなる絵本です。
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