LOHAS studio
小泉太@OKUTA
2018/03/25
~OKUTA設計部のブログより~
掛け布団に例えているのが解りやすかったので一部抜粋しました。
断熱のお話です。参考になりましたら幸いです。
・・・・・・・・♪♪
断熱性能を高めるための基本は、断熱材を外周面、基礎(又は1階の床)、屋根(又は天井)に
充填していきます。
断熱材の素材で、最もポピュラーなのは繊維系断熱材(グラスウールやロックウールなど)、
高い断熱性能をもつ、発泡プラスチック系断熱材(ポリスチレンフォーム、吹付ウレタンフォームなど)
調湿性能などをもつ、自然素材系(セルロースファイバー、羊毛断熱材など)
といった断熱素材があります。
掛け布団の中身を羽毛にするか、綿にするか、ポリエステルにするか、といった感覚に近いかもしれません。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
では、断熱材を製造する時の消費エネルギーは、どうでしょうか?
一般に以下のようになります。(数値が高いほど製造エネルギーが多い)
繊維系断熱材 : 約100 ~ 700 kwh/㎡
発泡プラスチック系断熱材 : 約700 ~ 1600 kwh/㎡
自然素材系 : 約10 ~ 20 kwh/㎡
製造エネルギーに大きな差があることが分かります。
高断熱住宅にすることで、住宅の消費エネルギーを抑えることはできますが
製造時の消費エネルギーも決して無視することはできません。
OKUTA では EMセルロースファイバーを使用しております。
セルロースファイバーとは木質繊維の断熱材で、主原材料は古紙です。
しかもこの古紙は地域のものを使用しており、自社工場で製造しております。
EMセルロースファイバーの生産工場 ↓
セルロースファイバーは、ホウ酸、硼砂の添加により、防虫、防カビ効果があり、
防火性能もあります(認定を取得しておりますので、長期優良住宅にも使用できます)
燃焼実験の映像はこちら
生産された材料は、工場からセルロース工事専門の職人さんが運搬し、
現場で、外壁、床、屋根(又は天井)に機械を使って「すき間なく」吹き込んでいきます。
つまり製造からお家に施工されるまでが地産地消であり、消費エネルギーがとても小さいのです。
※状態によりますが、施工したセルロースファイバーは再利用、土に還すこともできます。
新築、断熱リフォームをご検討の方は、
「家ができあがるまでにどのくらいのエネルギーコストが使われるのだろうか?」
「家づくりを通して、将来のために環境負荷を減らす為に何かできないだろうか?」
ということを、ふと思い出していただければとても嬉しく思います。
SNSでシェアする
担当者へ無料メール相談!お気軽にご相談下さい!
お問合せ・資料請求はこちらから