LOHAS studio
塩澤 克敏@OKUTA
2014/02/08
前回のブログで塩化ビニルクロスについてお話をさせて頂きましたが、
今回は当社が塩化ビニルクロスの使用をしない理由についてです。
2002年以降、新築住宅では24時間換気の義務化が始まっております。
これは、シックハウス対策として必要とされているのですが、リフォームを
ご検討される方の多くは、2002年以前に建てられた建物の為、
そうした換気設備のないお家がほとんどです。
まして、住まいながらのリフォームとなるとそうした内装材や建材の影響を
とても受けやすいのです。
もちろん、すべての方に悪影響があるという事ではありませんし、一般的に
使われている塩化ビニルクロスは全て、国の基準に則ったものです。
それでも、換気設備が必要であったり、シックハウスの方が年々増えている
現状を考えると、是非に!といってお勧めできるものではありません。
LOHAS studioでは塩化ビニルクロスの代わりになるべく安全性の高い
自然素材のご提案を行っております。
そもそもどうしてリフォームをされるのか?ということを考えると、
クロスがはがれてしまったから貼り変えたい、設備が老朽化してきた
など理由はさまざまあるかと思いますが、皆さまが共通して思い描くものは
リフォーム後の、「今より快適な生活」 ではないでしょうか?
内装材を工夫するだけでも、その室内環境などは格段に快適になります。
群馬県のT様邸ではLDKにEM漆喰を使用しました。
漆喰は耐火性や調質機能に優れた左官材で、古くから城郭や寺社、土蔵
などに用いられてきました。
また、主成分の消石灰が強いアルカリ性となりますので、カビの発生なども
抑制致します。
漆喰は施工後の水分乾燥以降において長い年月をかけて硬化していく素材で、
近年では化学物質過敏症の原因の主たるものとされる、ホルムアルデヒドの
吸着分解の機能があるものとして注目を浴びている内装材となります。
コテで塗る左官材の為、塗り手によっても独特のテクチャーが出来ることも
魅力の一つです。
これからリフォームを検討される方は、内装材にもこだわってみてはいかがでしょうか?
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