LOHAS studio
塩澤 克敏@OKUTA
2014/07/11
みなさん、こんにちわ。
本日は屋根の改修についてのお話です。
屋根改修と言っても屋根材には様々な種類があり、それぞれに必要なメンテナンスがございます。
コロニアル(カラーベスト)屋根、アスファルトシングル屋根、セメント瓦屋根、乾式洋瓦(モニエル瓦)屋根、
金属系屋根、釉薬瓦屋根、いぶし瓦屋根、素焼き瓦(無釉)屋根といったように様々です。
それぞれの屋根材・瓦の種類を見極め、適切な改修方法を選定することが、とても大事になってきます。
屋根は常に直射日光にさらされ、雨・風の影響を受ける為、外壁より過酷な状況にあります。
そんな状況ですので外壁より傷みやすくなっています。
今回はコロニアル(カラーベスト)についてです。
厚さ4.5㎜と 薄い屋根材の一つで、軽い為、耐震性面でも有利とされていることから、
屋根材として広く普及しているタイプの屋根になります。
改修方法としては、塗装メンテナンスもしくは葺き替え(重ね葺き)となります。
こちらの屋根材はセメントを高温高圧下で養生・成型した板状の合成スレートに、
着色したものを「化粧スレート」と呼びます。
以前は不燃性を保つため石綿(アスベスト)を使用していましたが、現在では使用されていません。
但し、こちらの屋根材の主成分のセメント自体は防水性能がございませんので、表面塗膜が
劣化し、10年くらい経過しますと色褪せたり、汚れが堆積して藻が生えたりします。
そうした状況で放っておきますと屋根自体に雨水が浸透、冬場の凍結、夏場の膨張を繰り返すことで、
内部で爆裂と呼ばれる現象が発生し、本体が痛み脆くなってしまい、反りや、割れが発生したりします。
そうなってしまうと場合によっては屋根の葺き替えが必要な事態になることもあります。
葺き替えとなると、改修工事は高額な出費となってしまう為、早め早めのメンテナンスがコロニアル(カラーベスト)屋根の
寿命を延ばす一番の方法と言えます。 ここでは、一般的に多く施工されている代表的な塗装工程例、工法をご紹介いたします。
■高圧洗浄
瓦表面についた、コケや藻を洗い流します。また、剥離しかかった塗膜が残った状態ですと
上から塗った塗料も剥がれてしまう為、とても重要な作業工程です。
【高圧洗浄前】
【高圧洗浄後】
■下塗り
下塗り材の役割としては主に素地(屋根材・今回はスレート瓦)と塗料を密着させることにありますが、
素地の割れに追従するものや、下地の強化を目的に使用されるものもあります。
■中塗り
■上塗り
一般的な塗料の場合は、中塗り・上塗りは同じ塗材となりますが、遮熱塗料や断熱塗料の場合は、
主剤とトップコートが別々の塗材を使用することもあります。
その場合、塗厚を確保する為、それぞれ2回づつ、計4回の工程が必要となる場合がございます。
■縁切り[タスペーサー]
コロニアル屋根の場合、この縁切りという作業が重要です。
塗膜で瓦と瓦がくっついてしまうと、瓦の下に入り込んだ水が抜けずに
塗装したことで雨漏れにつがなってしまう場合もございます。
昔は塗装後、瓦と瓦をカッターなどで切っておりましたが、カッターくらいのすき間だと、
熱でまた塗料がくっついてしまうことがある為、現在はタスペーサーと呼ばれるパッキンを
挟んで縁切りを行っていきます。
お家の寿命を延ばす上でも重要なのが、外装廻りの適切なメンテナンスとなります。
どこに相談したらいいか分からない、どのようにメンテナンスを行えばいいか分からないといった方、
一度、LOHAS studio へご相談ください。
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