ラフに自由につくる住まい(株式会社OKUTA Archives sa039@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2013/11/21

初夏からお打合せをしておりました、江東区A様邸が完工しました。

今回、A様邸のリフォームでは、床は無垢フローリング、壁には珪藻土をメインに使用し、キッチンはIKEAのものを入れました。

キッチンのステンレスのハードな質感と、自然素材の優しい素材感が、良いコントラストをかもし出していますよね。



A様は、家具メーカーに勤務されていらっしゃるということもあり、お打合せの段階から、色々なアイディアを頂きました。

その一つが・・・スチールの電気配線用配管です。

普通、配線や配管というと、壁の中に隠してしまいますが、A様邸では、ほとんどの配管を、デザインとして目に見える様に、外に出しています。

 



 

解体後に出てきた、こんなものも・・。

きっと新築時に、当時の職人さんが描いたものだと思います。

この建物は、どんな人がどんな思いで、建てていたのかな、と現場で思いを馳せてみるのも、とても面白いです。

 



 

天井の色は、黒ではなく、ミッドナイトブルー。

海外メーカーの塗料を使用しています。



 

デザイナーは、お客様のご要望をお伺いし、色々な素材が持つ声に耳を澄ませながら、デザインを決めていきます。

無垢フローリング、珪藻土、ステンレス、タイル・・・毎日見て触れる素材だからこそ、良いものにこだわりたい・・。

好きな素材に囲まれると、もっと生活は楽しくなると思います。

良いものは、年月が経っても、色あせることはありません。

 



 

もちろん、全てを最高級のものにする必要は、ありません。

住まい作りは、自分が本当に好きなものを発見していく、クリエイティブなものです。

ぜひ、毎日の生活の中で、好きな場所、好きな色、好きな手触りを探してみて下さい。