【瓦屋根の漆喰補修】~漆喰は10~20年で劣化~
2023/08/05
屋根の漆喰の役割とは?
漆喰が塗られているその奥には、瓦を接着している「
葺き土(ふきつち)」という土台が詰められています。表面に見える漆喰は1cm程度の厚さで塗られており、
葺き土を保護する役割があります。
葺き土には、粘土に川砂や藁すさを混ぜて作ったものや石灰を混ぜたものなどがあり、この
葺き土が野ざらしになっていると、徐々に痩せて硬くなり瓦の固定力が弱くなります。屋根に使われている漆喰は、この
葺き土に雨水の影響がないよう守っています。
漆喰のひび割れは劣化の初期症状
屋根に塗られている
漆喰は10~20年で劣化します。漆喰が塗ってある箇所は雨水が直接当たらない為、漆喰が崩れているからといって、直ぐに雨漏りが起こるわけではありません。ただし、漆喰の劣化がないときと比べると天候の影響を受けやすい状態ですので、「大雨」「台風」「地震」などにより、ひびが大きくなっていきます。最終的には漆喰が剥落して、野ざらしになった
葺き土の劣化が早まり、そこから内部に雨水が入ります。
漆喰の剥落から棟の歪みや崩壊へ
既に目視で分かるほど屋根の棟部分が歪んでいる場合は、劣化が進行している可能性があります。既存の漆喰を剥がしてから新たに漆喰を塗る作業や、状況により棟の積み直しが必要になるケースもあります。気になる場合は、お気軽にご相談ください。
合わせて読みたい投稿▼
【瓦屋根の釘浮き補修事例】~溝のあるネジへ交換~
担当者へ無料メール相談!お気軽にご相談下さい!
お問合せ・資料請求はこちらから
Profile
【OKUTA歴】
2018年4月~ LOHAS studio越谷店
【資格】
インテリアコーディネーター
【家族】
夫と娘2人
About Me
最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ