【黄砂て何が問題なの？】～室内干しにお勧めの商品～(株式会社OKUTA LOHAS studio越谷店のブログ 難波　莉沙のブログ)　リフォームのオクタ

2023/04/27

春先によく耳にする「黄砂」や「PM2.5」という言葉ですが、実際何がどう問題なのかご存じでしょうか？

今まで普段より砂埃が多い程度に感じていましたが、実際は様々な健康被害や社会問題が起きていました。黄砂が来る時期は2月～5月の間で、西側からの風が強くなる4月がピークと言われている為、洗濯物を外に干す場合や、小さな子供や呼吸器に疾患のある方は注意が必要です。

 

黄砂とは？

 

中国大陸内陸部の砂漠が風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられ、「土壌」「鉱物粒子」が日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象です。黄砂は太古から春先に多く見られる気象現象の一つでしたが、黄砂粒子の分析からは、土壌起源ではないと考えられる「アンモニウムイオン」「硫酸イオン」「硝酸イオン」なども検出され、日本に到来するまでの間に大気汚染物質を取り込んでいる可能性も示唆されています。

 

 

PM2.5とは？

 

黄砂の時期によく聞くのが「PM2.5」という言葉です。PM2.5は大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが 2.5µm以下の小さな粒子を指します。黄砂も2.5µm以下であればPM2.5に分類されます。

スギ花粉が約30μmと言われており、それよりも粒子が非常に細かいため、吸い込むことで喘息や気管支炎など呼吸器系の病気のリスクを高めると言われています。また、不整脈など循環器への影響も心配されています。PM2.5は季節性の黄砂とは違い、場所や季節を問わず一年中発生していますが、黄砂と一緒に日本へ到来しています。


 

PM2.5は非常に小さな粒子ですが、花粉対策と同じようにメガネや一般の不織布マスクでも効果があるようです。医療用や産業用の高性能な防じんマスクであれば、PM2.5に効果的と言われています。

 

 

ピーク時は外干し注意

 

黄砂は水にも油にも溶けない不溶性で、洗濯しても落としにくい汚れです。濡れた洗濯物を外で干していると、その小さな粒子が繊維の奥深くにまで入り込んでしまいます。黄砂や花粉が多い時期は、部屋干しがお勧めです。もし外干しした洗濯物を部屋の中に入れる際には、手で軽くはたいてから入れるようにしましょう。外出した際には、着ている洋服にも黄砂が付着しておりますので、同様に玄関前で軽くはたいてから、お家の中に入ることをおすすめします。

 

 

部屋干しにお勧めの商品

川口技研の「ホスクリーン」

ポールが吊るせる為、掛けた洗濯物の重みで洗濯物が方寄らないのでお勧めです。川口技研さんでは、他にも様々なタイプの室内干し商品が展開されています。



 

森田アルミ工業「pid 4M」

スタイリッシュなデザインで場所を取らないコンパクトなワイヤータイプです。使いたい時だけ、ワイヤーを伸ばして干すことが出来ます。ベランダがないマンションなどに設置されていることが多いです。


 

オークス「ソライエ」

グッドデザイン賞受賞の、日当たりのいい窓枠に付けることが出来るタイプです。取り外しが可能なので、使用後はカーテンを閉めることが出来ます。


 

 

黄砂は社会問題に

近年では黄土高原などの砂漠化、乾燥化により、黄砂が到来する頻度と被害が甚大化しています。急速に広がりつつある過放牧や農地転換による土地の劣化等との関連性も指摘されており、世界中で社会問題となっています。身近な所では、「飛行機の運行障害」「自動車や洗濯物への黄砂粒子の付着」「黄砂に含まれる鉱物粒子による金属アレルギー症状」など様々な被害が発生しています。

参照：2.4. 黄砂の記録･被害（環境省）