マンションの「床暖房」、電気orガスどちらがいい?(株式会社OKUTA Archives sa118@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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マンションの「床暖房」、電気orガスどちらがいい?

2021/02/14

床暖房の構造とメリット・デメリット

底冷えのするような寒い冬でも床暖房があると、床面から部屋全体を暖かくするため
室温自体はそれほど高くなくても快適に過ごすことができます。
暖められた床に触れることで熱が身体に伝わるほか
床の表面から放射される輻射熱が人をじんわりと暖めることも、体感的な心地よさに関係しています。

また、ファンヒーターやエアコンなどと比べてホコリやダニといったハウスダストを舞い上げないのは大きなメリットです。
ひとたび床暖房の入ったマンションで暮らせば、冬から春先までは毎日使い、なくてはならない設備であることを実感することでしょう。

床暖房は、温水式と電気式に大きく分けられます。

温水式はボイラーなどで暖めたお湯を床下に設置する温水パネル(マット)に循環させる方式です。
お湯をつくるための熱源にはガスや石油、電気(ヒートポンプ)などが用いられますが
マンションの温水式床暖房ではガスが一般的です。

なかでも高性能の給湯器でつくった温水を、配管を通して循環させるTES(テス/セントラル温水暖房システム)は
近年よく採用されています。また、タワーマンションなどに多いオール電化のマンションでは
ヒートポンプ技術を利用してお湯をつくるエコキュートによる温水式床暖房が採用される例もあります。

電気式は、専用のパネルに電気を通して発熱させて暖めるものです。
電熱線などのヒーターをパネルに内蔵した電熱線式と、カーボン素子を利用した面状発熱体式があります。

後者で最近よくみられるのはPTCヒーター式というもので、これは暖房面の一部が窓からの日差しで暖められるなどして温度が高くなると
その部分だけ発熱をヒーター自体が抑え、無駄な電気を使わないように自動でコントロールします。
また、割安な深夜電力を利用して床下の蓄熱材に熱を蓄え、日中に放熱させるタイプもあります。

構造上、温水式はスイッチを入れてから暖まるまでの時間が比較的長く、床面が暖かいと感じるまでに30~60分ほどかかります。
立ち上がりの間はエアコンを併用すれば、寒いと感じる時間が短くてすむでしょう。
いったん暖められれば持続しやすいので、日中家にいる時間が長い家庭には向いています。
また、オン/オフのタイマー設定ができるので、起床時刻の1時間前にオン、就寝時刻にオフなどと設定して運転するとよいでしょう。

電気式は比較的早く暖まりやすいので部分的に暖めたい場合や、オン/オフが頻繁な生活スタイルに向いています。

コストは、「イニシャルコスト」と呼ばれる導入費用と「ランニングコスト」と呼ばれる運転費用のどちらとも
各メーカーが競い合いながら抑えられてきました。一般的には、導入費用は電気式のほうが安く、運転費用は温水式のほうが安い傾向にあります。

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