擁壁について(株式会社OKUTA Archives sa118@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2020/10/09

「擁壁」とは土の側面が崩れ落ちるのを
防ぐために設計・構築される壁状の建造物
の事を言います。

【主な種類と特徴】
①コンクリート擁壁
→コンクリートで作らており強度が高い
立地条件で様々な形の擁壁が作れる
必ず水抜き穴を設けるので無い物は注意

②間知ブロック擁壁
→ブロックで作られている擁壁
コンクリートほど万能な適応条件は無い
必ず水抜き穴を設けるので無い物は注意

③大谷石積み擁壁
→大谷石で作られた擁壁
昔の1950～60年代に作られた風化や劣化が
激しく、現行の建築基準法に満たさない為
作り変えるなどの対策が必要

④空石積み擁壁
→石やブロックを積み上げた簡易な擁壁
職人の熟練した技術が必要で職人次第
高さ1.5m以上の擁壁には向いていない
強度は劣る為、高さや対策に注意が必要

⑤二段擁壁
→擁壁が上下で分かれている
下の擁壁が作られた後で上の擁壁が作られた
可能性が高い事から下の擁壁や強度は
現在の建築基準法に適しているのか
やや不安が残る

①や②であれば問題ないと思いますが
③～⑤であれば現行の建築基準法に適さない
場合がありますので、建て替え時に
擁壁までやり直さなければならなくなり
費用が高額にかかってしまうケースが
ありますので注意が必要です。

また、表面がうねっている擁壁は
倒壊や崩落の危険性が高いので要注意