LOHAS studio
sa119@OKUTA
2022/05/07
メガバンクが5月に入り、10年固定型の住宅ローン金利を軒並み引き上げました。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、前月から0.15ポイント引き上げ、
三菱UFJ銀行が年3.69%、三井住友銀行が年3.70%
みずほ銀行は0.10ポイント引き上げ年3.05%
これにより、今年は2、3月に続き3回目の金利引き上げとなりました。
実際に住宅ローンを借り入れる際の金利は、利用客ごとに優遇幅が設けられるのが一般的で、
このままの金利が適用されることはありませんが、各行とも2013~2014年以来の高水準となりました。
また、住宅金融支援機構が提供する全期間固定金利型住宅ローンの代表格「フラット35」の5月金利は、
前月よりも0.04ポイント引き上げられて年1.48%となり、4カ月連続での上昇となりました。
※借入期間21年以上35年以下、融資率9割以下の金利
一方、変動型金利は依然低く設定され、メガバンクの基準金利は年2.475%で据え置かれています。
先日のブログでも取り上げさせていただきましたが、固定型住宅ローンの金利は、
長期金利を反映し、債券市場の国債の利回りに連動し決められます。
アメリカの政策金利の上昇に端を発する日本の長期金利の上昇が、
住宅ローンの固定金利をじわりじわりと押し上げ、現在の超低金利政策を維持できるかが不透明となり、
今後、金利情勢をみながらの慎重な住宅ローンの選択が必要となりそうです。
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