地価回復にブレーキ！(株式会社OKUTA Archives sa119@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2020/10/13

先月29日、都道府県基準地価が国土交通省より発表されました。

皆さん、ご覧になりましたでしょうか？

 

基準地価とは、土地を取引するときの目安となる指標で、

毎年7月1日時点の評価が9月下旬ころに公表されます。

 

＜詳しくはこちらから＞

https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000044.html

 

結果、全用途の全国平均は前年比よりマイナス0.6％で3年ぶりの下落となりました。

下落地点数の割合は60.1％で2年ぶりに半数を超えたとのことです。

 

これに対して上昇地点は全体の21.4％、

横ばいは18.5％でともに前年から減少となりました。

 

気になる住宅地においては、

全国平均の変動率がマイナス0.7％、

東京・大阪・名古屋の三大都市圏はマイナス0.3％、

地方圏はマイナス0.9％といずれも減少。

 

ただ、札幌・仙台・広島・福岡の主要四市はいずれもプラス3.6％となったようですが、

それでも上昇率は縮小となりました。

 

これら要因は、やはり新型コロナウイルス感染症の影響によるもので、

土地取引の減少や経済活動の停滞があったことが考えられるようです。

 

ただ、これにより直ちに不動産価格に大きな影響が生じるとは思いませんが、

今後さらに新型コロナウイルスの感染状況が長引き、社会経済活動に影響を及ぼすことになれば、

さらなる下落傾向も予測されるため、状況を注視する必要がありそうです。