LOHAS studio
LOHAS studio Archive@OKUTA
2016/02/19
昨年、4年後の2020年に開催される東京オリンピックのメインスタジアム建設費について大きな物議を醸しました。
当初は2,500億円~3,000億円にも迫る勢いでコストが高騰し、最終的にはデザインを白紙に戻し、新たな設計で1,550億となっているようですね。
その前の額があまりにも高かったため、感覚が麻痺して少し安くなった気がしていますが、それでも過去のオリンピックメインスタジアム建設費と比較すると、なんとおよそ3倍から5倍です。
2012年ロンドンは約530億円
バブル景気に沸いていた2008年北京大会でも約500億円
2004年のアテネ大会は約360億円
2000年シドニーは約460億円
1996年アトランタは約300億円だそうです。
これと比較すれば、今回の東京オリンピックで建設されるメインスタジアムが、どれだけ高いのか言うまでもありませんよね。
一体全体、何にどれ位のコストが掛かってその価格になっているのでしょうか?
その詳細は全く解らないままですよね。
そもそも建築業界の価格の不透明さは、建物の大小に関わらず今に始まったことでは無く、価格の透明性は建築業界が改善すべき大きなテーマでもあります。
特に専門知識が高く求められる分野における価格は、その知識が無ければ価格の妥当性が全く解りません。
例えば、一般住宅における工事でも「材工一式」と表記される見積などは、材(商品)がいくらで工事がいくらなのか?さっぱり解りません。
また、商品の値引率が80%OFF!90%OFF!!
なんて一見大幅値引きを記載されていても、取付施工費がその分高ければ総額的には安くなっていないなんてこともあります。
では、どうすれば価格の透明性が高まるのか?
それはやはり出来る限り詳細に記載された見積であることです。
その中でも商品と工事がきちんと分離されている見積が望ましいと思います。
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