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元内閣総理大臣 小泉純一郎

2016/01/15

昨日は、日本木造住宅耐震事業者協同組合(通称:木耐協)の全国大会でした。

 

木耐協さんの登録組合会員数は1100社を超え、延べ16万棟の耐震診断を行い、

約50,000棟の耐震改修を行っている、日本最大の耐震事業者団体です。

 

弊社の耐震事業部を参加させて頂き、毎年全国大会で勉強させて頂き、

日々、精進させて頂いています。

 

今年の全国大会での目玉は、元内閣総理大臣 小泉純一郎氏の特別講演でした。

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総理大臣時代と全く変わりない雄弁な講演でした。

 

タイトルは「日本の歩むべき道」として、エネルギー問題に触れ、

「脱原発」を約90分に及んで、総理大臣時代から今日の活動に至まで話されました。

会場は国際フォーラム劇場で行われ、約600人の方が来場され、熱心に聞き入っていました。

 

現在は政界を引退されていますが、日本国中を股に掛けて「脱原発」等の活動を行っているとの事です。

 

自民党時代には自身も原発を推進する立場にいたそうですが、詰まるところ、

原発のコストは最も安価でCO2を全く排出しないクリーンなエネルギーとして、関係者より報告を受けていたという事だそうです。

しかしながら、東日本大震災の事故等で判明した事は、福島原発がメルトダウンした場合の最悪のシナリオの報告書が

残っているそうですが、そこには「半径250km圏内、およそ5,000万円の避難を要する」と記載されていたとの事です。

全国民が1億2000万円なのに、、、、首都圏もその対象になるものです。。。

 

あの事故から全国民だけでなく、世界中でエネルギー問題が見直されている中、

原発を無くし、自然エネルギーの活用を推進している国も、どんどん増えて来ている中、

なぜ、事故を目の前にした我が国が、また原発を再稼働しなければならないのか。。。。

 

原発は稼動しなくても、暖房機器や冷房機器など大幅なエネルギーを必要とする季節を何回も繰り返しても、

停電などは一度も起きず、何不自由なく生活が出来ているはずです。

もちろん代替エネルギーの火力発電の燃料コストは著しく高騰しているでしょうが、

そんなに多くの国民の負担にはなっておらず、むしろ燃費の良い車や燃料電池の開発が進んでおり、

自然エネルギーの活用は多く取り入れられているものです。

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来年4月からは一般住宅でも電力の自由化になり、電力会社を選べるようになりますが、

経済を優先する余りに社会的コストを顧みないみない政策に、我々はきちんと向き合って声を上げていかなければと思います。

 

大変、勉強になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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