中間期(春・秋)でも分かる?なぜ窓は断熱で重要なのか
2016/10/11
中間期とは?
断熱や省エネルギーの計画をする時には、冬・夏を中心に考えます。
これは
室内外の温度差が一年の中で大きい時期であること、
その温度差から室内環境を維持する冷暖房器具(エアコンや床暖房など)を
使うエネルギーが大きいためです。
中間期は 冬~夏~冬 の間の季節のことで、いわゆる春と秋です。
この季節は比較的快適に過ごすことができます。
冷暖房に頼らなくとも通風や着衣の調整で心地よく過ごせます。
断熱は窓(窓まわり)がとても重要です。
冬を中心に考えた時、部屋から外へ逃げる熱のうち、窓から逃げる熱は
全体の約48%を占めます。※諸条件によります
下の写真は、リフォーム工事中の築33年の鉄筋コンクリート造
北側の外壁面の窓まわりを、サーモカメラで撮影したものです。
気象庁発表の予報では、今日の天気はくもり。最高気温20℃ 最低気温16℃ です。
ガラスとアルミサッシは20.8℃、室内側のコンクリートは24.3℃です。
中間期で 3.5℃ の温度差があります。
これが冬になるともっと差が開き、窓ガラスやアルミで結露します。
結露すればそこからカビが生えて、カビが生えればそれを食べるダニも発生します。
下の写真はpassiv designの新築住宅の窓まわりです。
撮影は2016/2/9で、気象庁発表の最高気温は12.3℃ 最低気温は-1.5℃です!
一番温度差のあるサッシまわりで17.8℃、壁面で21℃です。
温度差は先ほどと同じくらいの3.2℃ですが、季節は真冬、中と外の温度差は20℃近くあります!
※ちなみにこの現場のサッシは樹脂サッシのトリプルガラスです!
窓が重要なのはこういうことなんですね!
これから、窓まわりのリフォームや新築を検討されていましたら、
選んだ窓や内窓(インナーサッシ)で十分か、もう一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
担当者へ無料メール相談!お気軽にご相談下さい!
お問合せ・資料請求はこちらから
About Me
施工監理を経て、現在設計部に
所属しております。 知識、技術、感性、人間性を
もっと 高めて、良い仕事が出来るように、
頑張りたいと思います。
詳しい自己紹介は
こちらをご覧下さい!
2024年11月
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
« 6月 |
|
|
| 1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
|
タグ
最近のエントリー
カテゴリー
アーカイブ