LOHAS studio
星川 知加子@OKUTA
2015/03/30
四季を感じて過ごす日本の気候に向き合ったPassivhausの実例をご紹介します。
今回は心地よさとして、自然に触れる生活シーンに欠かせない『光(太陽)と風』にスポットを充ててみましょう。
お家の間取りでは、日射が入りやすい場所にリビングを。少ない場所に寝室を。と配置していくことが多いかと思います。
立地の方角も様々ですし、安心な考えとして決して間違ってはいません。
しかし、『工夫』することで、方角と季節を味方につけることができるとしたら・・・
西北に玄関を持つK様邸では、家の中で最もその味方となる方角 南西に吹抜けサンルームを配置。
同時に、西陽対策も兼ねながらも気持ちのよい陽当たりが入ってくるように窓外側にブラインドを取付けました。
・・縁側で過ごすぽっかぽか を感じられるイメージです・・
上右写真 南西に吹抜けサンルーム 窓外側にブラインドを取付ました。 ↑
↓ 内側から見た吹抜けサンルーム 下左写真は外付けブラインドを上げているところ 下右写真はブラインドを下げているところ
← 1階より
← 2階より
←西北に面した窓(階段廻り)
光と風が行き交う中継ポイントとして、空間のヌケを作ることで光と風の流れがしっかりと目に焼き付いてきます。
↓ 下左 サンルームのあるLDK ↓ 下右 南北に伸びる書斎
一年通して「気持ちのよい場所」となることを目指す家創りには、
季節、天気などが土地や地域に依っても変化することを考慮して、周辺環境を知ることから始めていきたいですね。
そこに、小さくても大きな『工夫』につながるヒントが見つかるはずです。
そんな風に「光と風」を考えていけたら、きっと叶えていけます。
注ぐ光と、通る風、移りゆく陽射したちをまさに 『調整していく』ことで「味方」につけることができることを。
・・・・・自然に触れる暮らし 一緒に考えていきませんか。
*オフィシャル関連ブログhttps://www.okuta.com/blog/passivdesign/419
パッシブのおはなし
https://www.youtube.com/watch?v=M6Q8Iq8nMSQ
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