LOHAS studio
i018@OKUTA
2014/05/28
去年の4月。
14年と11ヶ月、家族同様だった愛犬クッキーが死にました。
悪性の腫瘍でした。
その前の年の暮れあたりから、あまり調子は良くなく、年明けから病院に通う日々だったのですが、
その日は突然にやって来ました。
前の日も、病院での検査結果が出て、もう相当に悪いこと、治療の見込みもないことを告げられていて、
亡くなる日の朝からクッキーの容体が悪く、午前中は仕事を休ませてもらっていました。
何度も私を呼ぶクッキー。
息が荒くとても苦しそうでした。背中を撫でてあげることしか出来ず、それでも私がそばに来ると少し安心する様子でした。
そして、午後。
どうしても外せない予定が入ってしまっていた私は、
「ごめんね。終わったらすぐ帰って来るね」
後ろ髪をひかれる思いで、出かけました。
娘も仕事でその日はいなかったのですが、わが娘、子供の時から少し不思議なところがある子で、
その日の、時間にしてPM3:00頃だったと言ってましたが、
突然、動機がして、いてもたってもいられなかったと。
丁度、来店対応中だったそうなのですが、終わるやいなや、店長に言って、一目散に家に帰ったそうです。
私に電話が来たのは、その後。
娘から一言、泣きながら、
「間に合わなかった」と。
その夜、AM1:00過ぎに、今は離れて暮らす息子も仕事を終えて駆けつけ、クッキーに寄り添い泣いていました。
息子の泣く姿を見たのは、本当に久しぶり、彼が大学生の時に祖父(実家の父)が亡くなった時以来です。
雑種の母犬から、7匹兄弟で生まれたクッキー。
里親募集の張り紙を見て、もらいに行って、出会ったクッキー。
ずっと一緒に居てくれたクッキー。
たった一人にして逝かせてしまったクッキー。
ごめんね。
本当にごめんね。
あれから、一年。
リビング入り口近くに置いてあるシェルフの上に、娘と一緒に選んだクッキーの写真を飾り、お骨を置き、簡単な祭壇を作り過ごしてました。
一年たったら、どこかのお寺に収めようと。
今年のお正月を迎えた頃から、そろそろお寺を探さなきゃ なんていう話を母にしたら、それならば と思いもかけない申し出がありました。
実は、実家の庭には シロ という30年前に、(推定)17年と4か月で死んだ愛犬が眠っています。
子供の頃の私が拾った雑種の子犬で、大反対の家族を説得して実家の家族となった犬です。
その日のうちに家族会議が開かれて、シロ という何とも平凡な名前となりました。
(お察しの通り、白い毛の子犬でしたので。。)
大反対だったのに、一番かわいがったのは母だったのかもしれません。
そのシロを、今回クッキーと一緒にお寺に収めたいと。
私も先行き、短いからね と母。
もっと長生きして頂きたいですが、母の気持ちも分からないではありません。
それならば、同時に収められるお寺を探さなきゃね とそんな話をしてました。
もちろん、シロの骨も、火葬になって骨壺に入った状態です。
亡くなった父が、(今思うとたぶん、下水用の升)コンクリートの箱に入れて庭に埋葬してあったのです。
30年ぶりに再会したシロ。
父が丁寧に埋葬していたおかげで、本当に驚くほどきれいなシロの骨。
骨壺の底にわずかに水が溜まった状態でしたが、頭の形が分かるくらいきれいでした。
蓋を開けた時、実家の兄が人差し指で、何も言わずに、そっとシロの頭を撫でたのが印象的でした。
そして、先月の話のなりますが、鎌倉の湘南電車の腰越駅からほど近い、動物専門のお寺にクッキーとシロを預けに行きました。
その日は、母と娘と息子も一緒でした。
納骨の前、祭壇に並んだクッキーとシロの骨壺。
何とも不思議な、悲しいけれども、幸せな気持ちになれました。
動物の魂が死んだらどうなるのか、私には分かりませんが、クッキーとシロが天国で一緒なんだと思うことで救われます。
もしかしたら、母もそう思って、申し出てくれたのかも。
クッキーが死んでから、ずっと引きずっていましたから。。
ねえ、クッキー シロ。
海の近くで気持ちのいいところだね。
また来るね。
それまで、さようなら。
本当にありがとう。
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