小川町下里だより 2024年12月号(LOHAS studio Blog) リフォームのオクタ

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小川町下里だより 2024年12月号

2024/12/02

OKUTAこめまめプロジェクト』の
パートナーである小川町下里地区。
その地元の「NPO法人生活工房つばさ・游」
理事長である高橋さんが毎月送って下さるお便りを、
ブログでもご紹介させて頂きます^^
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それでは、今月号をどうぞ!
(※下記、高橋さんの文面を転載しています)
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今年も残すところ1ヶ月となりました。
小川町の提携農家さんでは、10月の長雨の影響で、稲刈り、脱穀が長引き、ようやく籾すりが終わり、今年の稲作作業の全てを終えて、ホッとしているところです。下里地区は大豆収穫作業が始まり、まだまだ、忙しいのが続きます。
今年のお米の作況として、下里地区は平年並み、八和田地区は不良のようです。夏の暑さ、10月の長雨、田植え時の水管理と悪条件が重なりました。昨年から夏の猛暑は避けられない状況ですので、小川町の農家の皆さんが集まって、地域栽培分析をする必要があるのではと考えています。食料生産を危うくする地球が沸騰時代に入らないように、何が出来るか、考えていきたいです。

今月のトピックス
【レポート】OKUTAこめまめプロジェクト2024年産提携米の収量が確定しました
【話題】提携米用色彩選別機(中古)を購入しました
【話題】八和田農家さんが農機具トラクターを購入
【情報】炭素と窒素の循環システムによる経済的で持続可能なリジェネラティブ農業(環境再生型農業)を学ぶ 1/12
【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第14回「第2回全国オーガニック給食協議会全国集会」に参加して

今月の話題
【情報】有機農業の日関連イベント 12/8
【情報】グリーン購入法に有機農産物導入が各省庁で進む
【レポート】木更津オーガニックFes11/3
【レポート】全国オーガニック給食協議会全国集会11/8,9
【レポート】「アグリフェスタinとかち」に参加して 11/10
【レポート】ジェンダー映画会「世界で初めてできた女性シェルター」 11/16
【レポート】○シェおがわまち 11/24
【地域情報】小川町公式LINE「すもりば」の紹介

 

今月のトピックス

【レポート】OKUTAこめまめプロジェクト2024年産提携米の収量が確定しました
夏の猛暑と10月上旬の長雨で稲刈りが大分ずれこみ、やっと全ての籾すりを終えて先日、収量が確定しました。
今年は2490kgになり、昨年の半分強という量で、年々、様々な状況から栽培が厳しくなっています。場所により、収穫量に多寡があり、これから分析検証し、内容について、お伝えしたいと考えています。暑さや長雨に耐えてがんばって下さった農家の皆さんに感謝、感謝です。

 

【話題】提携米用色彩選別機(中古)を購入しました
OKUTAこめまめプロジェクトの精米や発送業務をやって下さっていた村木米穀店様が3月にやめられて4月から八和田の湯沢さん、栗原さんと私の3人で精米発送作業を行っています。
その中で、提携米は独自企画であるため、お米の生産→収穫→籾すり→精米→発送という作業を行うのですが、どうしてもお米と一緒に雑草の種や石ころなど異物が混入してきます。そこで、今回、八和田の農家さんグループでは、異物除去する色彩選別機(中古)を購入しました。色彩選別機でも取れない小さな雑草の種などが入る可能性は0ではありませんが、かなり解決されます。消費者の皆さんが気持ち良く食べられるようになると思います。

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<色彩選別機の様子>

 

【話題】八和田農家さんが農機具トラクターを購入
近年、農家の急激な減少、高齢化が起こっていますが小川町でも同様です。八和田地区の在来の農家さんでも廃農される方が多く、その方達が持っている農機具を提携米農家さんが購入されました。高齢で中古とはいえ新しく農機具購入投資をされるのは、年金生活者には厳しいものがあります。
その購入の理由をお訊ねすると「皆さんが田んぼに来て下さるのできちんと田んぼを管理しないといけないと思うので、思い切って買いました」
OKUTA提携米プロジェクトやOKUTA新人社員研修、アンバサダー研修、小川町に移住して来た人達の手伝いなど、谷津田プロジェクトが始まってから、大沼谷津田には沢山の人が関わってきて下さっています。そういう人の繋がりが、農家さんの励みになりやる気に繋がっていると思うととても嬉しいです。
OKUTAこめまめプロジェクトは生産者と消費者の信頼関係に基づいています。お互いがお互いを思いやる相互扶助が礎です。頑張って続けていきたいものです。

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<トラクターに乗る農家さん>

 

【情報】炭素と窒素の循環システムによる経済的で持続可能なリジェネラティブ農業(環境再生型農業)を学ぶ 1/12
耕す農業は、変わるときが近づいている、多くのCO2を農地に取り返すことが農業を持続できる条件だからだ
耕した分だけ農地は痩せてくる、土は単なる無機物ではなく植物を育む
土壌に棲む微生物の住処であり集合体だから、住みづらくなれば皆死ぬ
いなくなれば空気の流入が消えて土は砂漠化してしまう。
しかし取り戻す方法はある
耕すのをやめてマメ科の植物の緑肥を植え続けることだ、本来健康な土壌に棲んでいた
アゾトバクター、クロストリジウム、根粒菌、ネンジュモが年を追うごとに増えて
通気性のよい肥沃な団粒構造ができてくる、特に窒素固定菌と共生する植物の緑肥は
自然に戻すための特別な存在だ、肥料を加えなくても森や草原は途絶えることなく生きている
植物は太陽光を利用してCO2から炭素を固定できる、増えたぶんだけ環境破壊は止まる
本来あるべき地球循環システムに戻せば持続可能な低コストの営農が始まり初めて農業をする人にも低コストでsustainable farmlandが可能となる
欧米では不耕起、カバークロップ、緑肥を利用した農法を始める農家が増えて
時代は環境再生型農業に舵取りし始めている。
耕さずなので、かなり省力化出来、家庭菜園にも向いています。
これからは自産自消の時代です。家庭菜園入門編としてお勧めします。
時:2025年1月12日(日)14:00~17:00
所:(株)エコデザイン 埼玉県比企郡小川町青山926-1
https://www.ecodesign-labo.jp/company/
講師:片平一馬さん(片平農園)
講師紹介:片平農園・片平一馬氏
鹿児島県鹿児島市生まれ。工業化学の高校卒業後、東京の叔父を頼って上京。青春時代に歴史小説を読み漁る中、有吉佐和子著『複合汚染』に出会い、食の大切さを学ぶ。結婚し、子どもが生まれ育つ中、35年ほど前に家庭菜園を始め、自営業の傍ら農薬を使わない野菜作りに試行錯誤。本格的な無農薬栽培を始めたのは、次女の新規就農がきっかけ。自家製堆肥・ぼかし肥料・緑肥栽培に着目して、動物性堆肥を使わない独自の無農薬栽培法を確立。日報記録を取りながら常に品質の向上に努め、現在は60品目を育てている。
参加費:1000円/人(中学生まで無料、お子さん連れok)
参加人数:30名
申込み:https://ws.formzu.net/dist/S18869149/
当日スケジュール:
13:30 開場
14:00~14:05 挨拶、片平さん紹介
14:05~16:00 片平さんお話し
16:00~16:30 質疑応答
16:30 後片付け、撤収
16:45~18:00 交流会
主催・問い合せ:小川里山食農スクールエディベリ
協力:エコデザイン

★修正版片平セミナーチラシ20250112.pdf
<リネラティブ講座チラシ>

片平セミナーWR
<リネラティブ講座QRコード>

 

【コラム】「未来につながるオーガニック給食」第14回「第2回全国オーガニック給食協議会全国集会」に参加して
11月8,9日と茨城県常陸大宮市で「第2回全国オーガニック給食協議会全国集会」が開催され、会場には800名、on-lineで400名以上サテライト会場51カ所という大勢の方が全国各地から集まりました。参加された群馬県小山市のHPに詳細が掲載されていますので参考に(第3回全国集会は2年後群馬県小山市です)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/sangyou-sigoto/sangyosinko/nougyou/page007971.html
今回の集会の特徴は、自治体とJAがタッグを組んだという事です。
数年前に渡辺氏が常陸大宮市長に当選し、学校給食有機化を宣言、それに、ちょうど、種の問題から、「これからはオーガニックだ」とJA改革に乗り出していたJA常陸大宮の秋山組合長が呼応した形になります。時代がやはり呼んでいるのですね。
事務局であるNPOメダカの学校のFBより↓
https://www.facebook.com/share/p/15fbTrmuaC/
学校給食の地場産食材調達については地域に根ざしたJAなくしては成り立ちません。そのJAが有機に舵をを切ったという事は大きな意義とインパクトがあります。JA常陸大宮の秋山組合長は地域JA改革を押し進め、JA自らが有機生産組織を立上げ、ネオニコチノイド農薬の販売をやめると宣言され、学校給食有機化から取り組んでいます。
この動きが全国各地に広がって欲しいと願います。何と言っても、JAは日本の農家さんの砦なのだから頑張って欲しいです。

新聞記事2
<全国集会開場の様子>

新聞記事20241109
<新聞記事>

 

 

今月の話題

【情報】有機農業の日関連イベント 12/8
有機農業推進法が成立してから10周年を記念し、2016年に、12月8日が記念日「有機農業の日」として制定されました。
有機農業とは、化学肥料や化学農薬を原則使わず、可能な限り環境に配慮した栽培方法であり、土壌環境や生物の多様性など農業生態系を守ることにつながります。12月8日「有機農業の日(オーガニックデイ)」をきっかけに、有機農産物を活用した給食の提供や有機食品の販売促進、情報発信などに取り組んで、有機農業の推進に参加してみませんか?各取組みは以下から
飲食店・企業の取り組み:
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/yuki1208/shopefforts.html
各自治体の取組み:
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/yuki1208/schoolefforts.html
イベント:
https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/yuki1208/event.html

 

【情報】グリーン購入法に有機農産物導入が各省庁で進む
政府は来年1月にも、国の省庁などの食堂で有機農産物を積極的に活用するため、食材調達の判断基準を設ける方針。
環境にやさしい原材料や製品の調達を推進する「グリーン購入法」に基づく取組みの一環。2年前の4/1、グリーン購入法に有機農産物が記載されてから、深化して、有機農産物導入基準が策定されようとしています。ガンバレ、環境省
https://www.agrinews.co.jp/news/index/273136

 

【レポート】木更津オーガニックFes 11/3
11/3千葉県木更津市で行われた「木更津オーガニックFes」に行ってきました。海岸線の海風が爽やかな開場に沢山の出店者と自治体の展示でした。
木更津市が「オーガニックシティ宣言」をした心意気が感じられました。渡辺木更津市長と熱い握手を交わして、2年後の木更津にある「クリックフィールズ」でのイベントを約束しました。
途中でアーティストの小林武史さん、ミスチルの櫻井さん達が運営している「クルックフィールズ」を見学。食とエネルギーの循環を肌で感じる農場でした。
ここで2年後にオーガニック学校給食と食育と音楽のイベントをやりた~~い、と熱いラブコールを送りました。そう言えば、来年2月15,16日に「APBankFes」が東京ドームで開催されます。
※実は私、小林さん、櫻井さん、亡き坂本龍一さんの立ち上げたAPbankの第1期融資先に関係しており、APbankFes2006第1回~参加していました。懐かしい
参考:クルックフォールズ
https://kurkkufields.jp/
参考:APbankFes2025
https://www.apbank.jp/fes25/

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<木更津オーガニックFesと渡辺市長>

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<クルックフォールズの様子>

 

【レポート】「アグリフェスタinとかち」に参加して 11/10
11/10に北海道帯広市で開催された「アグリフェスタinとかち」で学校給食についてお話しさせて頂きました。会場は帯広市外れにあるJACA帯広の森の山小屋をおこわセル素敵な所でした。晴天に恵まれ、とても温かく秋の北海道を満喫。ちなみに札幌近くの安平町は雪が30cmとの事で同じ北海道でもこんなに違うのだとビックリです。ここで十勝地方の有機農家さん達のマルシェが沢山並びました。十勝地方は、「日本の食料庫」と呼ばれる食料自給率1300%の地域で、見渡す限りの平野には作物や牛が放牧されていました。農業生産高4400億、その内の1100億が牛乳関係でほとんどが加工用のチーズやバターなどになるそうです。帯広市も学校給食の地場産化に熱心でした。
余談ですが、帯広のソウルフードと呼ばれるカレーがあるということでご馳走になりました。地場産にこだわったカレーで、地元の方はお鍋を持って買いに行き、自宅ではカレーを作らないそうです。ちょうど日曜でしたので、「ばんえい競馬(馬がそりを引いて競争)」開催中で覗いてきました。

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<JACA帯広の会場の様子>

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<帯広のソウルフードのカレー>

 

【レポート】ジェンダー映画会「世界で初めてできた女性シェルター」 11/16
11/16に嵐山町にある国立女性教育会館(NWEC)にてデンマークで制作された女性シェルターの存続のストーリーを描いた映画「ダナーの家」の上映会がありました。
ダナーとは伯爵夫人の名前で救貧施設として建てられたもので、空き家同然だった家を女性シェルターとして活用していったデンマーク女性達の記録映画でした。今、NWECが来年3月末で宿泊棟研修棟などが壊されると言うことで地域の女性達が価値ある存続を求めての活動の一環でした。我が国唯一の宿泊施設の女性会館として40年以上にわたって運用されてきました。日本の女性の地位が低いことはご存じの通りですが、この施設がなくなる事でさらに後退するのではないかと心配されます。
https://www.facebook.com/groups/773413868159233/

 

【レポート】○シェおがわまち 11/24
第5回○シェおがわまち」が11/24、小川町中央公民館跡地なっどを中心に町内6カ所を会場にして開催されました。今年は、停車場通り商店会との共催という事でさらにスケールアップ。焚き火をする会場があり、スタンプラリーあり、ガラガラありと多彩な出店者と盛り上がりをみせました。

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<マルシェおがわまちの様子>

 

【地域情報】小川町公式LINE「すもりば」の紹介
小川町公式LINE「すもりば」があります。
「すもりば」=スモール リバー=小川
から命名されています。
https://www.town.ogawa.saitama.jp/0000003670.html
登録:https://lin.ee/t14z0io
そして、この記事を書いているのは、今年9/1付で「地域起こし協力隊」に任命された元OKUTAの社員さんです。是非、登録して彼女や小川町を応援して下さい。

 

 

発行日:2024年12月1日
制作:NPO生活工房つばさ・游・高橋さま

 

 

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