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猫にお香は有害か

2017/02/03

来月のお香のワークショップ開催に向けて、気になることが一つ…
猫にとってお香は有害なのか?という事。

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先日、来店されたお客さまにワークショップをのご紹介をしようとした時にふと頭をよぎった事…

『猫にとってアロマが有害だって聞いたことがあるけど、お香は大丈夫なんだろうか…』
そのお客さまは、猫を多頭飼いされていて、リフォームのポイントとしても猫の動線など考えていらっしゃる方。
猫アレルギーで飼うことが出来ないわたしにとってはとても羨ましく、打ち合わせで来店される際には『猫の◯◯様!』と勝手に思っていました。

猫へのお香の有害性について自信が無かったので『アロマは有害だって聞きますけど、お香はどうなんでしょうね…』なんて言いながらワークショップのご紹介をしたのですが、気になってその後調べてみました。

わたしなりに調べた上で得た結論としては、
『アロマほどの有害性は無いものの、解明されていない部分も多いので、万全を期す為には避けた方が無難』
です。

そもそも、エッセンシャルオイル(=精油)が猫にとって有害なのは、猫が人間や犬とは違い、完全肉食動物のため。
猫の肝臓の代謝機能は、進化の途中で肉食に合った肝機能が残り、有害な物質を無害な物質に変化させる重要な解毒機能のひとつが退化してしまったのだそう。

全てのエッセンシャルオイルが有害という訳では無いようですが、エッセンシャルオイルは、同じ原料植物から生産されても気候条件などの生育環境などによって内容成分が大きく異なることがあるそうで、猫にとってどのエッセンシャルオイルが危険なのかがはっきりしない様です。
(危険だとはっきりしているものもあります。)

しかし、中毒症状が報告されいてるのは、『シャンプーに成分が含まれていた』『舐めてしまった』など、直接的に触れて皮膚から吸収されてしまった事によるもので、アロマランプやディフューザーでエッセンシャルオイルを香らせた場合等、間接的な場合の信頼出来る報告例は無い様です。
ただし、エッセンシャルオイルの毒性には蓄積性のある物もあるので、アロマランプなどで楽しむ場合でも、長期的な使用は猫にとって影響があると懸念している獣医さんもいらっしゃいます。

ここまでツラツラと書いてきましたが、いよいよ本題です。
エッセンシャルオイルの有害性についてはわかったが、お香についてはどうなの?
ということです。

お香の作り方には色々ありますが、

・エッセンシャルオイルを混ぜる場合
→上記で記載してきた通り

・エッセンシャルオイル抜きの香木の場合
→原材料による
香木でも精毒性がある植物が原材料だと悪影響がでる可能性がある。

ただ、参考にさせていただいた記事元の獣医さんも、2013年時点ではお香で中毒になった猫の例は聞いたことが無いとの事。
なかなかデータが集まらないので、はっきりと「安全」「危険」と区別できないのが猫の中毒の難しいところだそう。

そもそもですが…
今回のワークショップで作るお香にはエッセンシャルオイルは混ぜません!!

その為、個人的には猫に悪影響を与える可能性は低いんじゃ無いかな?とは思いますが、後は、飼い主さんの自己判断でお願い致します。何れにしても、『猫の代謝機能は人間や犬とは違う』という事を認識して、アンテナをはって疑問視する事が重要だなと思いました。

 

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参考にさせていただいたサイト
→ http://catman.moo.jp/cat-aromatherapy/
→ http://www.t-tree.net/aromatherapy/a_140709_cat_essentialoil.html

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