LOHAS studio
塩澤 克敏@OKUTA
2019/04/19
みなさま、こんにちは、LOHAS studio 熊谷店の塩澤 克敏です。
先日、現地調査を行わせて頂きましたお家の基礎の仕上げが
洗い出しになっていましたので、ご紹介致します。
お家の基礎は、型枠を作って、配筋、コンクリートを打つのですが、
型枠の継ぎ目には打ち継ぎの跡が出てしまいます。
打ち継ぎの跡を隠す為、化粧モルタルを施工することが多いのですが、
こちらのお宅では「洗い出し」で化粧をしていました。
築40年になるお宅ですが、昔のお家ほど手を掛けて施工されていたのが
伺えます。
「洗い出し」とは、種石(玉石や砕石など)をセメントに混ぜ込み、塗り付け後に
タイミングを見計らって表面を洗うという左官仕上げの工法です。
洗い出し仕上げは大きな骨材が入るため、モルタル仕上げよりも丈夫です。
(セメント系の材料は骨材が大きくなるほど仕上がったものは硬くなります。
モルタルよりもコンクリートが硬いのは入っている骨材が大きいからです。)
そのため、昔から 玄関床や、お寺の腰壁等に使われていました。
耐用年数も長く、 ちゃんと施工されていれば 50年以上持つと言われたりします。
ただ、施工が難しく、また、手間暇がかかる為、コストや工期などから、近年は
あまり多く見かけられなくなりました。
施工手順としては、材料を塗りつけて、しっかりと伏せこみ、
完全硬化する前に表面のアマと呼ばれるセメント成分を洗う(またはふき取る)作業を
しますが、そのタイミングが難しく、熟練の技を必要とします。
早すぎると材料がまだやわらかく、種石部分まで流れてしまいますし、逆に遅いと
セメントが硬化してしまい、洗い出せなくなってしまいます。
この状態を焼きつきと言います。
手間はかかりますが、永く、丈夫で、汚れや劣化がない、「洗い出し」の仕上げ、
お家のリノベーションを考える際に取り入れてみるのも良いと思います。
詳しいお話を聞きたい、という方は是非、LOHAS studio までお問い合わせください。
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