スケルトンリノベーション～断熱改修で夏涼しく・冬暖かい家づくり～

LOHAS studio

塩澤克敏@OKUTA

2016/09/02

皆さまこんにちわ。

本日は、熊谷市で現在、工事進行中のS造（鉄骨造）のリノベーションの様子をお伝えいたします。

1F の店舗だった部分を住居に改修、間取りを含めた大規模改修工事の現場です。

こちらのお宅は間取り・デザイン性の向上に加えて断熱の改修を行っております。

断熱材は、壁や天井裏に隠れてしまう部分ですが、住宅性能を大きく左右致します。

断熱性能が向上すれば、夏涼しく、冬暖かいお家となり、一年を通じて快適で過ごしやすい

住宅環境を実現することができます。

まずは解体時の様子です。

鉄骨の構造躯体があらわになっております。

写真向かって右側のコンクリートのような壁はALC（軽量気泡コンクリート）の外壁材で

それ自体も断熱性能を有しますが、（ALCの熱伝導率はコンクリートの1/10と言われています）

今回は、室内側にも断熱材を充填いたします。

鉄骨造のお宅の場合、こちらの外壁材に直接、石膏ボードをボンドで直貼り（GL工法）している

場合が多く、内壁側に厚みのある断熱施工をしてしまうと、室内空間が狭くなってしまう為、

極力厚みが出ないよう、外周部には旭グラスファイバー製のアクリアを採用致しました。

外周部の壁に断熱材を隙間なく施工していきます。

また、一番、日射を受ける最上階の天井部分には、セルロースファイバーを

300㎜の厚さで充填していきます。

断熱の王様と呼ばれ、LOHAS studio で推奨するセルロースファイバーについては

こちらの説明をご覧ください。

https://www.facebook.com/k.shiozawa.okuta/photos/a.296840630404522.70774.198130346942218/361599200595331/?type=3&theater

一階の床下も同様に断熱施工をしております。

断熱改修において最も重要な窓の断熱計画については、

外装をなるべく既存で活かしたいとのご要望と合わせて、今回は

二重窓、インナーサッシをご提案、施工する計画です。

現在は、木工事が終わり、いよいよ仕上げ段階となります。

造作の洗面台

内装の珪藻土（左官材）

今から、完成が非常に楽しみな物件です。