自分らしい住まい探しで失敗する人・成功する人Vol.1(株式会社OKUTA Archives sa039@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2014/07/14

最近、LOHASstudioでも、住まい探し+リフォーム・リノベーションのご相談を頂くことが、多くなってきました。

ご来店頂いた際に、色々な条件や、ご希望をお伺いしながら、物件探しとリフォームのコツやポイントをお伝えしていくのですが、ここでは、その中から、住まいさがしにすぐに役立つ情報をシェアさせて頂ければ、と思います。

 



 

 

・「お得な物件」や「掘り出しもの」は無いことに気づく

いきなりですが(笑)・・・。

ご来店頂くお客様の中では、お得物件や、掘り出しものを、お探しの方がいらっしゃいます。

(不動産屋さんも、お得物件とか、掘り出し物という言葉、良く使いますよね・・。)

 

ですが、ここでちょっと考えて欲しいんです。その「お得」は、誰にとっての「お得」なんでしょうか・・。

ご存知の方も、多いかもしれませんが、基本的に不動産物件情報というのは、不動産の仕事をしている方なら、誰でも閲覧することが出来ます。相場に対して、物件価値が高いという意味の「お得」物件なら、まず業者が、見逃しません。

そして、リフォームをかけて、転売します。そういったゲームにユーザーであるあなたが乗ってしまうと、幸せな住まいをつくる、という住まいさがしの本質から、徐々にずれてきます。そして「損しない」ということが最優先の住まいさがしになってしまうのです。

これって、全然楽しくないですし、本当に疲れます。

不動産＋リフォームの本当の目的は、あなたが、幸せに暮らすことであって、お得物件を探すことではない、ということを、ぜひ覚えておいて欲しいのです。

 

 

・「今決めないと無くなってしまいますよ」という言葉には、要注意

これも、ご来店されるお客様とお話しをしていると、非常に多いケースです。

特に少し良い物件を内見している時に、この言葉を聞くと、思わず本当の様に聞こえますよね。「やっぱりこれだけ良い物件なら、内見者がたくさんいるのかな～」なんて、不安になってしまうことも、これから多々あるかもしれません。

ですが、その言葉って、どれぐらい本当の言葉なんでしょうか？その根拠って考えたことってありますか？

 

現状の日本全国の状況として、人口に対して、空き家、中古物件が非常に増えている状態で、その比率は、これから年々上昇し続けます。人口が少なくなって、少子化が進むのだから、当然ですよね。

あなたに覚えておいて欲しいのは、今、そしてこれからも、大きな目で状況を見れば、これからの中古不動産市場は、買い手が圧倒的に優位は状態が、ずっと続く、ということなんです。

確かに、不動産営業マンの言う通り、あなたが購入を躊躇していると、他の人がその物件を購入してしまう、ということは起こり得るかもしれません。ですが、長い目で見ると、そういった不安を煽るセールスの言葉に乗ってしまうと、メリットよりデメリットの方が、多いです。

あなたが、今、目の前の物件を買わなかったとしても、それに近い物件は、必ず出てきます。それが、今の中古不動産市場です。

 

 

・住まいさがしは、自分探し

結局、住まいさがしを突き詰めていくと、自分探し、みたいな話になってきます。

自分は何が好きで、

どういう場所に住むのが好きで、(都会なのか田舎なのか)

移動手段は何で、(車なのか電車なのか)

家族は何人で、

友人は、どこに住んでいて、

という風に、住まいって、とても個人的なものですし、それは本当は、値段と、駅からの近さ、〇LDK、〇〇㎡、っていう数字で、括れるものではないんですよね。

この自分らしい住まいさがしについては、また次回、詳しく掘り下げていこうと思います。

ですが、これだけは今回お伝えしたいと思います。

 

住まいさがし、を心から楽しんでください。

本当の住まいづくり、というのは、とても楽しいものなんです。

 

予算・工期・ローンの返済額etc..クリアしなければならないことは、本当にたくさんあります。

ですが、大変なプロセスがあって完成した住まいというのは、建売や出来合いの住まいとは、全くの別物です。

まるで自分の子供の様に、愛おしいものになるはずです。

 

最後に事例を一つ、ご紹介したいと思います。

 

 


 

 



 



 

以前、私が担当させて頂いた、M様邸の写真です。

 

M様邸は、最初注文住宅として、建設されました。

ですが、建築をハコととらえて、そこに、すこしづつご自分の好きなもの、好きな空間を「加えていく」というつくりかたをしています。

実際にこの空間、2回リフォームをしているのですが、どこが一回目で、どこが2回目か、わかりますか？

 

この空間には、M様が本当に好きなもの、ご自分の生き方が、現れていると思います。

ぜひ、本当の自分の生き方ってなんだろう、と考えながら、住まいさがしをしてみてください。

 

それだけで、住まいさがしは、最高に面白く、変わっていくはずです。