廊下を造らない選択(株式会社OKUTA LOHAS studio新宿店のブログ 眞壁 梨子@OKUTAのブログ)　リフォームのオクタ

2024/11/18

先日お引渡をしたM様邸。

もともと3LDKだった空間を2LDKに間取り変更。

そしてLDK空間に玄関を取り込み廊下を造らず開放的なLDKとなりました。





中央にある収納棚は、どうしても逃がせなかったコンセントの行き場として、

唐突の壁では不自然さが出てしまうところ、収納棚（反対から見ると柱のような）

として意味を持たせる計画をしました。

こちらのご自宅は、床、天井共に躯体でしたので、既存の壁を簡単になくすということができない箇所が多々。。

配線を逃がしたり、新規で配線を持っていくため、部分的に下がり壁を造作しています。

ただ、全体をホワイトのトーンでまとめることで悪目立ちせず、すっきりとした仕上がりになりました。

 

玄関上の梁は、立会い時に一部でも（綺麗だったら）梁を残したい！とご要望をいただき、現しにしました。

すっきりとした空間の中に、一部無骨さが加わることで肩の力が抜ける気がします＾＾

「バランス」って本当に大切だなと、勉強になりました。



キッチンのシンク側はTOTO　クラッソ。

コンロ側はツールボックスで、別メーカーですが天板の素材を揃えることで違和感なく調和しました。



洗面台は、リビングに面して設けることで、朝の洗面室混雑が緩和されます。

顔洗い、歯磨きは洗面台で。

ヘアセットは脱衣室（元洗面室）で済ませる計画で、コンセントとミラー用の下地を計画し、

置き家具のスペースを設けました。

将来的にご家族が増えても、もう一つお部屋を増やせるように、今のタイミングで天井に間仕切り壁を造れるように下地を入れているので、ご家族の成長に応じて可変できるお家としました。

 

玄関をLDK空間に設ける大胆な間取り。

寒さが気になったら、断熱カーテンを付けてあげること。

インナーサッシもしくはペアガラスの窓でお部屋の温熱環境を整えてあげること。

※マンションの場合、廊下を歩く際の騒音なども配慮が必要です

これらをクリアしていれば、実現できる広々LDKのご紹介でした。