ヒートショック その2(株式会社OKUTA Archives yuzo_sakai@OKUTAのブログ) リフォームのオクタ

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ヒートショック その2

2016/01/22

では、室内温度差を生じさせない為の対策として、重要な点をまとめて行きます。

国土交通省では暖房室と非暖房室の温度差を5℃以内、廊下やトイレなどは3℃以内の温度差を推奨しています。

また、快適な温度と湿度では、「室温28℃、湿度60%」を推奨していますが、一見、暑すぎるのでは?と思われがちですが、

外出時の服装を前提としている事からも、室内での多少薄着状態では快適な温度設定とも言えるわけです。

 

<開口部(窓・玄関など)を中心に考えよう>

住宅の中で最も室内温度の損失する場所は、窓や玄関などの開口部と言われる箇所です。

夏場は71%、冬場は48%と、夏冬共に最も室内温度が、開口部より損失しています。

壁や床、天井(又は屋根)からの損失は、数%~数十%しかありませんので、何よりも開口部を中心に対策を考えることが大切です。

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<窓のリフォーム>

最近の窓(サッシ)も技術が進んでおり、ガラスが2枚~3枚合わせになったり、アルミフレームから樹脂フレームとなったりと、高性能断熱サッシと言われるものが普及しています。

しかしながら、窓そのものを交換する工事では、外壁に補修なども絡むことから、コストがUPしてしまいます。

そこで、既設のサッシの内側に、もう1つサッシを取り付ける「インナーサッシ」と言われるものがあります。

工事も比較的簡単で、少し器用な方でしたら自分で取り付ける事も難しくなく、とても安価で対応する事ができます。

 

冬場の冷気は開口部から進入しやすい事で、窓の近くはコールドドラフト現象により、ガラスの表面から冷気が降りて来るように気流が発生します。

このような事から、生活の知恵として「カーテン」を窓よりも大きくすっぽり隠すようにしたり、プチプチ(梱包材の気泡緩衝材)をガラスに貼るだけで、結露対策にも大きな効果があります。

(我が家ではプチプチを多用しています)

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また、ベッドやふとんを窓際ではなく、水廻り部分も避けて

壁際や室内側に寄せたりする事でも、冷気にさらされないで就寝する事ができます。(窓からは概ね70㎝以上が効果的)

 

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おまけ。。。

「毛布」と「布団」の位置でも、保温状態が変わるのです。

昔ながらのせんべい布団は万年布団とも言われ、オールシーズンで使用されており、

冬場の寒いときには毛布を一枚挟んで、一番上に掛け布団を敷いていました。更に、たんぜん(ちゃんちゃんこ)を掛けていたのでしょうか。

時代は変わり、この掛け布団は、恐らく配合率は様々でしょうが、ほとんど「羽毛布団」と呼ばれ、大半の方が使用されている事だと思います。

そうなると、寒い冬場において羽毛布団の間に毛布を挟むことに自然となるわけですが、

これを逆さまにして見て下さい。

つまり、肌に触れるすぐ上に「羽毛布団」→そして一番上部側に「毛布」を持って来るのです。

そもそも「羽毛」の効果は熱を保温する機能がある為、その温度の熱源は「体」」なので、直接接触させる必要があります。

その保温された「熱」を放熱させない為に、一番上に「毛布」を掛けることが一番効果があります。

もちろん、私は数十年間に渡り、冬場はこの方法で就寝させて頂いています。

ご存じでなかった方、ぜひ、試して見て下さい。

 

 

 

 

 

 

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